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170年ぶりに発見された光るキノコ=ブラジル

 【大紀元日本7月25日】このほどブラジルの熱帯雨林で、1840年以降確認されていなかった光るキノコが発見された。英紙デイリーメールが伝えた。

 この発光キノコは米デニス・デスジャーダン博士(Dennis Desjardin)とサンフランシスコ大学の研究チームにより発見された。現在、チームは新たな標本を採取し、キノコを「Neonothopanus gardner」として再分類した。同論文は、米真菌学会誌『Mycological』に掲載された。

 「Neonothopanus gardner」が最後に目撃されたのは1840年。英植物学者ジョージ・ガードナー氏が、現地の少年たちが「flor-de-coco(椰子の花)」と呼ばれる光るキノコで遊んでいるのを見つけたのがきっかけだった。しかしそれ以降、その姿は確認されていなかった。

 現在、世界で発見されている真菌類はおよそ150万種で、このうち光るキノコはわずか71種。今回、再び発見されたキノコは、何かを読むことができるほど十分な明るさを持つという。

 キノコがなぜ発光するのかについて、一部の研究者は昆虫を引き寄せ、新しいキノコを作る胞子を拡散させるためであると考えている。しかし、発光するのは細長い菌糸で、その菌糸はキノコのために栄養分を探すものであるため、魅惑的な光を放つ菌糸に引き寄せられた昆虫が菌糸を食べてしまったら、逆効果だろうとの見方もある。

 デスジャーダン博士は、キノコが発光する理由について「まだ不明である」としながらも、「おそらく菌糸が発光するのは敵である昆虫を引き寄せ、食べられる前に相手を食べてしまうためかもしれない。しかし、この推論を支持するデータがない」と話している。

(翻訳編集・市村)


 (11/07/25 07:00)  





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光るキノコ  Neonothopanus gardner  真菌  


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