THE EPOCH TIMES

中国の希望(3) 迫害12年の風雪に耐え、いま「人類の希望」となる

2011年07月23日 06時17分
 【大紀元日本7月23日】

 被災地から届く「ありがとう」の言葉

 3月11日の東日本大震災の発災から、すでに4カ月が過ぎた。地震や津波で家を失い、あるいは原発事故の影響で自宅を離れざるを得なかった被災者のなかで、今も多くの人々が、体育館などの避難所で不自由な生活を余儀なくされている。

 そのような厳しい環境に置かれている被災者の心と身体の健康維持に少しでも役立ちたいと、毎週の土日や祝日を利用し、東京、大阪、京都などの各地から、それぞれ車を乗り合わせて被災地を訪れる中国人ボランティアがいる。彼らは日本に在住する法輪功(ファルンゴン)の学習者であり、避難所で日々を送っている人々に中国伝統の気功修煉法である法輪功を紹介するため、すべて自費で何度も通っているのだ。彼らが訪れた避難所などの施設は、すでに200カ所を超えているという。

 避難所では、多くの被災者が共同生活をしているケースが多く、互いに助け合い、励まし合いながら明るく運営されてはいるが、プライバシーが守られにくいなど、集団生活ならではのストレスも多い。また、被災によって受けた精神的ショックや、今後の生活再建に向けての重圧など、被災者が抱える苦しみは想像を絶するものがある。

 そのような困難な状況に置かれている被災者にとって、中国人ボランティアが紹介する法輪功は、健康効果が非常に高く、その現れも早いことから、驚きとともに大歓迎されている。

 もちろん皆、全く初めて法輪功を体験した被災者である。しかし、腰と背中が大きく曲がっていたおばあさんが、見よう見まねで法輪功の動作を行っただけで突然まっすぐに背筋が伸ばせるようになり、家族全員が驚嘆するという実例もあった。

 その他、精神的ストレスのため眠れなかった人がぐっすり眠れるようになった、肩の痛みが薄れ指先や身体が温かくなった、抱えていた不安や悩みが軽くなったなど、法輪功を体験した被災者から寄せられた好評は枚挙に暇がない。

 法輪功を人に紹介するにあたっては、金銭を受け取らず、自分の考えを入れないという禁止事項があり、このことは全世界で厳格に守られている。そのような説明を受けて、ぜひ法輪功を続けたいと希望する被災者も多い。 

 福島のある避難所へ行って法輪功を紹介した中国人ボランティア・Ⅰさんのもとに、後日、被災者からお礼の手紙が届いた。その全文を、匿名で以下に載せる。

 「こんにちは。Ⅰさん、お元気ですか。5月21日に写真とCD、届きました。ありがとうございました。気功を教えてくれてありがとう。一緒に写真を撮ってくれてありがとう。ハグしてくれてありがとう。やさしくしてくれてありがとう。心から感謝しています。同封のものはフォレストパークで買ったものです。かわいいⅠさんに使ってもらえたらうれしいです。気功のボランティアの皆さんへも、どうぞよろしくお伝えください。毎日お忙しい事と思いますが、これから暑さに向かいますので、お身体に気をつけてがんばって下さいね。応援しています。私もがんばります。本当にありがとうございました。5月22日、Y」

 
4月9日、福島県の避難所で法輪功を紹介する法輪功学習者(右3人)(大紀元)

「真相を伝える」 そのために毎日街角に立つ


 「跨越千山万水、我一次又一次為你而来。我因為愛你而来。可貴的中国人啊、請静心傾聴我的心声。法輪大法好啊、法輪大法好。切莫相信那欺世的謊言。(山を越え、川を越え、私は何度でもあなたのもとへ来る。それは、あなたを愛しているから。尊い中国人よ、心を静めて、私の心声を聞いてほしい。法輪大法はすばらしい。だから決して、世をあざむく嘘などに騙されないで)」

 法輪功学習者が、よく口ずさむ「為你而来(あなたのために来た)」という歌である。

 彼らは、宗教の信者ではない。あくまでも自分の努力によって自己を高めていく「修煉者」であって、何かを崇拝してご利益を求めたり、自分だけが救われることを望んでいる利己的な人々ではないのである。

 だからこそ法輪功学習者、つまり法輪大法(ファルンダーファ)にしたがって修煉する人々は、どんなに危険があろうとも、どれほど自己犠牲を払っても、そこに救われるべき人がいれば万難を排して行くのである。

 誤解を避けるために繰り返すが、彼らが法輪功を人々に紹介するのは、「宗教の信者を獲得しようとしている」のでは絶対にないのだ。法輪功を学ぶか否かは、すべて本人の意思による。したがって、法輪功を学ぶ人が増えることは法輪功学習者の願いではあるが、それが彼らの第一の目標ではないのである。

 では、彼らは何をなそうとしているのか。

 まずは、中国人および世界中の人々に、法輪功に対する正しい認識をもってもらうことである。 

 つまり、法輪功が健全な正法であることと、法輪功を「邪教」だと喧伝する中国共産党こそが全人類を破滅に向かわせる邪教そのものであることについて、全世界の人々が善悪正邪の分別をつけ、正確に認識してもらうことを目指している。

 それが彼ら、すなわち法輪功学習者の「講真相(真相を伝える)」という中心的活動なのである。

 
5月25日、東京・秋葉原駅前に毎日立って、中国の真相を伝える資料を配布する法輪功学習者(右前と中央)(大紀元)

あなたとの出会い それは「万古の機縁」


 酷暑の夏にも、厳寒の冬にも、毎日欠かさず街角に立つ法輪功学習者がいる。

 彼らは、東京の秋葉原や池袋、横浜中華街、大阪城公園、および日本の各地で、さらには世界中の各都市で、その場所を訪れる中国人観光客や現地の人々に向けて「講真相(真相を伝える)」をしているのだ。

 彼(彼女)らはよく、こんな誤解をされる。「毎日、駅前で資料を配っている、あの中国人の法輪功のおばちゃんたちは、どうせアルバイト料をもらっているんだろう」

 金をもらわなければ毎日あんなことをするはずがない、という疑いの発想しか持てなくなったとすれば、日本人も悲しい限りである。

 彼らの名誉のために代弁するが、あなたが街角で目にし、あなたに資料を手渡した法輪功学習者は、1円たりとも金はもらっていない。もちろん交通費も自費である。

 ただしそれは、いわゆる社会奉仕的なボランティア活動とも違う。彼らはそれを、すべて自分の意思と責任感によっておこなう、法輪功学習者の「使命」ととらえているのだ。

 先述の歌「為你而来」の歌詞の2番は、このようになっている。

 「面対暴力危険、我一次又一次為你而来。我因為愛你而来。可貴的中国人啊、你可知道全世界都説。法輪大法好啊、法輪大法好。切莫錯過這万古機緣。(暴力や危険に直面しても、私は何度でもあなたのもとへ来る。それは、あなたを愛しているから。尊い中国人よ、知ってほしい。全世界が認めて、こう言っていることを。法輪大法はすばらしい。だから決して、この万古の機縁を逸することのないように)」)

 物事に偶然はない。

 今日、街角であなたに資料を手渡した、その「中国人の法輪功のおばちゃん」は、言葉は通じなかったかも知れないが、あなたと「縁」があったからこそ、必然としてそこであなたに出会ったのである。

 それは、宇宙の星と星が出会うに匹敵するほど貴重で、本当に得難い機会であるかもしれないのだ。その「万古の機縁」の意味を知ることは、中国人のみならず、日本人にとっても大切であることに変わりはない。

 あなたが「万古の機縁」を逸することのないように、重ねて願う。

 
手渡された資料を見る力士(大紀元)

滅びゆく「恐怖の大王」 歴史はすでに答えを出した


 1999年7月20日、当時の中国国家主席で中国共産党総書記であった江沢民は、「法輪功を3カ月で消滅させよ」という狂気の指令を発した。

 99年7月と言えば、16世紀フランスの著名な予言者が記述したという「恐怖の大王」なる言葉が連想される。予言の当否についてここで詳述するつもりはないが、予言が指定したその時期に、全ての中国人民から軽蔑されていたこの愚昧な政治家がなした暴挙は、まさに「恐怖の大王」の名にふさわしい悪魔の所業であったことは間違いない。以来、中国は、全く光の射さない「暗黒大陸」となった。

 時間をやや戻す。1992年5月13日から、中華五千年の伝統文化における秘伝として今まで一度も公にされてこなかった法輪功は、創始者・李洪志氏によって、誰でも学びやすい五式の功法にまとめられ、中国東北部の長春市で一般公開講座として始まった。

 その後わずか数年にして、法輪功は中国全土に爆発的に広まった。迫害前、中国共産党内の幹部や高級軍人、警察関係者のなかにも、法輪功学習者はたくさんいたのである。1996年からは海外にも紹介され、国籍・民族を越えて全世界で愛好されるに至った。

 中国で法輪功が急速に広まった理由は、その驚異的な健康効果や、金銭を受け取らない、自分の勝手な考えを入れないという原則を厳格に遵守した、誠実な伝播方法だけによるものではない。

 法輪功は、「真・善・忍」という宇宙の特性に基づいて、徳を積み、善をなし、自己をどこまでも向上させていく修煉であることを説く。そのような弛まぬ修煉を通じ、自分の前世からの業力を滅し、良い物質へ転化させていくことによって自己が浄化されるという。

 法輪功によって難病が治るなど健康効果の現れは、実は、その業力転化の結果であると言われている。

 いずれにしても、良い人間になって社会に貢献することを勧める法輪功が、中国共産党によって「邪教」呼ばわりされ迫害を受けるなどは、あまりにも理不尽なことである。

 しかしここに、二つながら同類項であるロジックが見出せるのだ。

 一つは、人民に甚だ不人気な江沢民が、圧倒的な人気をもつ法輪功に対して、狂気的な「嫉妬心」を抱いたこと。

 そしてもう一つは、腐敗や汚職にまみれながら、反日教育を含む虚偽宣伝と暴力によって政権を延命させてきた中国共産党にとって、「良い人間」になることを奨励する法輪功が出現しては大いに「不都合」だったこと、である。

 つまり、法輪功迫害の真意とは、法輪功側には何のマイナス要因もなく、ただ醜い悪魔の前に真実を映す「鏡」が出現したため、わが身を見て狂乱状態になった悪魔が、目の前の「鏡」を叩き割ろうとしたことにあるのだ。

 しかし、この「鏡」は、どんなに叩いても割れなかった。

 「法輪功を3カ月で消滅させよ」と命じた江沢民は、すでに死亡したか、まもなく死亡するかのどちらかであり、それ以外の結末はない。また、中国共産党統治下の中国社会は完全にモラル・ハザードを起こしており、胡錦濤国家主席が提唱してきた「和詣社会(調和社会)」は、もはや見る影もなく破綻している。これはまさに、法輪功を迫害し、中国伝統文化を破壊してきた加害者が、自ら悪業の報いを受けて滅びるしかないことを示している。

 一方、迫害12年の風雪に耐え抜き、鍛え抜かれた法輪功は、ますます強く、その威徳の光を輝かせている。歴史は、すでに答えを出しているのだ。

 
7月16日、英ロンドンのトラファルガー広場で、中共の迫害停止を訴える法輪功学習者(大紀元)

「中国の希望」から「人類の希望」へ


 凄惨な法輪功迫害は、まだ終結していない。

 しかし中国国内には、どれほど迫害を受けても法輪功を放棄しないばかりか、身の危険も顧みず周囲の人々に「講真相(真相を伝える)」を続ける、勇気ある法輪功学習者がたくさんいるのである。

 12年に及ぶ迫害により、身元が判明しているだけでも3400人以上の法輪功学習者が、拷問・虐待により犠牲となっている。

 その他、「臓器狩り」の犠牲となって証拠隠滅のため直ちに焼却されたような、身元が判明しないで死亡または行方不明とされる人も含めれば犠牲者はさらに多く、中国全土にある労働教養所(思想改造施設)などに強制収容されている法輪功学習者は、数十万人とも言われている。

 それでも法輪功学習者は、今や全世界で1億人を超え、今年の7・20も世界各国の各地で「解体中共、結束迫害(中共を解体し、迫害を終結させよう)」という合言葉のもと、パレードや集会などの活動が行われた。

 また本紙「大紀元時報」が2004年11月に発表した社説『九評共産党(共産党についての九つの論評)』が起爆剤となって、中国人が、中国共産党の邪悪な本質を認識し、中共およびその関連組織(共産主義青年団・少年先鋒隊)からの脱党・離脱を自己表明する「脱党運動」が進められた結果、今年7月までの脱党表明者は9800万人を超え、まもなく1億人に達する勢いとなっている。

 従来のような王朝の興亡史観では、もはや現在の中国の行く末を展望することはできない。

 中国共産党の暴政、江沢民の暴虐によってここまで荒廃した中国を根底から復興させるには、暴力と拝金主義に染まった中国人そのものを、一転して「優しく善良な人間」に生まれ変わらせるほど強大で、圧倒的な、高次元の法力が必要とされるからだ。

 それを実現できるのは法輪功、すなわち法輪大法(ファルンダーファ)をおいて他にはないだろう。それゆえに法輪功は、中国の希望であり、また全人類の希望なのである。

 今日、炎天下の街角で、あなたに資料を手渡した「法輪功の中国人のおばちゃん」の顔を、よく思い出していただきたい。

 こんなに優しい、慈悲の心あふれる顔をした中国人が、他にいるだろうか。

 それは「乗っ取り計画」を企んでいるような一部の中国人とは、根本的に違うのである。

7月15日、米ワシントンDCでおこなわれた7・20反迫害パレード(大紀元)

7月17日、東京で、日本在住の法輪功学習者約300人によっておこなわれた7・20反迫害パレード(大紀元)

(日本語ウェブ翻訳編集チーム)


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