ロシア、ソ連崩壊後最大の軍事演習を9月に実施 中国も参加

2018/08/29
更新: 2018/08/29

[モスクワ 28日 ロイター] – ロシアのショイグ国防相は28日、ソビエト連邦崩壊以来の規模となる軍事演習を9月に実施すると明らかにした。演習には中国やモンゴルも参加する。

ショイグ国防相は、演習には約30万人の部隊、1000機以上の軍用機、ロシアの戦艦2隻と全ての空挺部隊が参加すると明らかにした。旧ソ連が1981年に実施した演習以来の規模になるとし、「81年の演習を再現する部分もあれば、さらに大規模になる面もある」と述べた。

演習は9月11─15日にロシア中部と東部の軍管区で実施される。

この時期にはウラジオストクで東方経済フォーラムが開かれ、安倍晋三首相も出席を予定している。日本の外務省当局者は28日、政府はロシアと中国の軍事面での連携を常に注視してきたと話した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は報道陣との電話会見で、「ロシアに対して攻撃的で非友好的となりがちな現在の国際情勢の中で、(軍事演習は)正当化される」と述べた。

中国の参加は中ロが同盟関係に向かっていることを意味するかとの質問に対しては、両国があらゆる分野で協力していることを示していると答えた。

中国とロシアは過去にも合同軍事演習を行ったことがあるが、今回のような規模は初めて。

Reuters
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