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自衛隊の南極観測船「しらせ」

【ぶらり散歩道】--富山篇-- 南極観測船 「しらせ」

 【大紀元日本9月17日】南極観測船として活躍する海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が12日、伏木富山港(富山県高岡市)に初めて寄港しました。13日まで一般公開され、多くの人が訪れて賑わいました。

 船務長の柏木章宏さん(41)が案内してくれた砕氷艦は、長さ138メートル、幅28メートル、船体はステンレスクラッド鋼を使用し、二重船殻構造になっています。厚さおよそ1.5メートルの氷を砕きながら前進し、それ以上の分厚い氷は、一旦後進してから最大馬力で前進して氷を砕きます。世界屈指の砕氷力を誇っています。

 巨大な船体の中に入ると、格納庫にはヘリコプターが3機も離着陸できるスペースがありました。コンテナは56個詰められ、1100トンの物資を運ぶことができます。船内は廃棄物処理用の設備が充実しており、南極の環境保全のために、基地から出たごみは持ち帰っているそうです。
 
 艦内に展示された南極の氷を触ってみました。約2万年前の空気を含んだ氷は、触ってみたらすごくツルツルでした。普通の氷はすぐ溶けてしまいますが、南極の氷は高密度なので、凝固していて溶けにくいのです。

 隊員が使う食堂や寝室、操縦席も見学可能で、訪れた人たちは乗組員から説明を聞いたり、写真を撮影したりしていました。

 南極にいた時の感想は?と聞くと、柏木さんは、「文明がないし、人が見えません。他国の基地までは千キロ以上離れているし、ヘリコプターも飛べません。とても遠いですね」と話してくれました。

 しらせは昨年11月に東京・晴海埠頭を出航し、12月31日に昭和基地に到着しました。今年4月に帰港し、11月の南極出航に向けて、国内を回りながら訓練や艦のPRをしています。

南極の氷

ヘリコプターが離着陸する格納庫

船務長の柏木章宏さん。南極への進路を説明している

(文・写真/工 優美)

 (11/09/17 07:00)  





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