印刷版   

巨大な一の鳥居 奥には御影石でできた二の鳥居が見える

【ぶらり散歩道】--宮城篇-- 仙台総鎮守 大崎八幡宮

 【大紀元日本10月27日】1日乗車券600円を購入して、仙台市内の名所を巡るバス「ループル仙台」で大崎八幡宮を訪ねた。

 国道48号線(作並街道)に面して、巨大な一の鳥居が建っていた。想像以上の大きさだった。この鳥居は、鎮座380年を記念して建てられたものである。もともとの一の鳥居はいまの二の鳥居で、寛文8年(1668)に4代藩主伊達綱村が寄進したもので、御影石で造られている。二の鳥居の後ろには、慶長12年(1607)の創建時からとされるかなりの急こう配の大石段がある。100段の石段を上りきると、享保3年(1718)に5代藩主伊達吉村が寄進した三の鳥居が建っている。家紋に飾られた扁額の「八幡宮」の三文字は、藩主吉村自身の揮毫である。

 境内にある日時計は、寛政の三奇人の一人と言われた林 子平が、長崎出島の日時計を模写して作成したと言われている。長崎へ二度も遊学している林 子平の号・六無斎は「親もなし妻もなし子なし板木なし 金もなければ死にたくもなし」と詠んだところから来ているらしい。

 表参道を進むと、社殿前の長床が目に入ってくる。創建年月は不明だが、社殿とほぼ同時期の建築として国から重要文化財の指定を受けている。簡素な素木造りは、社殿とは対照的な美しさをかもし出している。

 国宝の社殿は、入母屋造りの本殿と拝殿とを相の間でつないだ石の間造りで、上部は極彩色で飾られ、下部は総黒漆塗りと、豪華絢爛な中にも落ち着いた風格を現わしている。さすがに安土桃山時代を代表する建築物と大いに感心した。仙台には、このような煌びやかな建物がほかにもある。伊達家とゆかりの深い瑞鳳殿は、東北の日光とも言われる建物で一見の価値がある。バス「ループル仙台」で「瑞鳳殿前」で下車すると近い。

 社務所に寄ると、サービス期間中として大崎八幡宮の絵葉書5枚(500円)を、無料でいただいた。絵葉書を買うつもりだったので、うれしい限りである。帰りは長い階段を敬遠して、のんびりと女坂を下りてきた。

大崎八幡宮 仙台市青葉区八幡4-6-1 電話:022-234-3606 
アクセス:ループルバスで約45分 JR東北福祉大前駅から徒歩約15分

 
急こう配の大石段

社殿正面(千鳥破風)

(江間十四子)


 (11/10/27 07:00)  





■キーワード
ぶらり散歩道  宮城  仙台総鎮守  大崎八幡宮  


■関連文章
  • 【ぶらり散歩道】--富山篇-- 御菓蔵 (おかくら)(11/10/23)
  • 【ぶらり散歩道】--長野篇-- 諏訪市美術館(11/10/20)
  • 【ぶらり散歩道】--熊本篇-- 南小国町のそば街道(11/10/15)
  • 【ぶらり散歩道】--北海道篇-- 永山武四郎の旧邸(11/10/13)
  • 【ぶらり散歩道】--北海道篇-- 金井英明 心のふるさと美術館(11/10/06)
  • 【ぶらり散歩道】--石川篇-- 世界遺産 「千枚田」(11/10/03)
  • 【ぶらり散歩道】--山形篇-- 鶴岡カトリック教会天主堂(11/09/29)
  • 【ぶらり散歩道】--福岡篇-- 放生会(ほうじょうや)(11/09/24)
  • 【ぶらり散歩道】--山形篇-- 山居倉庫(酒田市)(11/09/23)
  • 【ぶらり散歩道】--富山篇-- 南極観測船 「しらせ」(11/09/17)
  • 【ぶらり散歩道】--北海道篇-- 北海道庁旧本庁舎(11/09/15)
  • 【ぶらり散歩道】--熊本篇-- 熊本近代文学館(11/09/10)
  • 【ぶらり散歩道】--山形篇-- 天童市立旧東村山郡役所資料館(11/09/08)
  • 【ぶらり散歩道】--富山篇-- 国際木彫刻キャンプ2011(11/09/06)
  • 【ぶらり散歩道】--京都篇-- 蓮華王院三十三間堂(11/09/01)