THE EPOCH TIMES

神韻 世界の芸術の新たな潮流

2011年11月14日 07時00分
 【大紀元日本11月14日】2011年6月26日、夏季のバカンスシーズンにもかかわらず、ニューヨークのリンカーンセンターでは、東洋の色彩を色濃く持つ神韻公演が多くの著名人を含む聴衆を魅了していた。今年1月には、神韻は同センターで連続10公演行われ、しかもどの公演も満席という奇跡を創り出した。

 神韻の魅力はどこにあるのか。アメリカの3大ファッションデザイナーの一人で、DKNYの創始者ダナ・キャラン氏は、神韻公演が愛されるのは、それが本物でピュアだからだと言う。「神韻は、精神性を追い求めることがいかにすばらしく大切かということを気づかせてくれた。この点で一般の公演をはるかに超えている」

 世界第一のショー

 神韻を見た感動はさざ波のように世界中に広がりつつある。2009年、深刻な金融危機が世界を襲った時でも、神韻は米国ワシントンDCにある世界屈指のケネディセンターで7公演行われ、どれも立見席さえ手に入らないほどの盛況であった。これは、過去10数年の同センターの公演史上かつてないことだという。

 ニューヨークに本部を置く神韻芸術団は2006年に設立された。いかなる国と政府からも独立したこの民間の芸術団体は、5千年の中国神伝文化の復興を目指し、純善純美の舞台芸術を創作して世界の人々に捧げることに力を入れてきた。2007年の第一回世界ツアーの時は、100人弱の公演団が一つだけだったが、2009年には、同規模の公演団が3つに増え、生のオーケストラも加わった。毎年世界100以上の都市で300回以上の公演を行っており、世界に神韻ブームを巻き起こした。

 正統文化こそ芸術の源

 現代の芸術の新潮流を振り返ってみると、人々は新しいものを創出しようと追い求めてきたが、その結果、色情、暴力、退廃、狂乱などに染まったものが生み出され、ヒステリックに歌う歌手が狂乱する観客にもてはやされ、大便や悪魔などの醜い形象が玩具に現れたりしている。こういった反伝統、反正統の現代派の作品が次々に生み出され、世界中にはびこりつつある。

 しかし、幸いなことに、西洋社会の主流エリート階層の人々は依然としてバレエやオペラなどの正統で高雅な芸術に対する正しい鑑賞力を持っている。

 東方舞台芸術である神韻は、そうした西洋社会にいかにしてその地位を確立したのだろうか。

 カリヨン演奏の第一人者ヨー・ハーゼン氏は、2時間半の神韻公演鑑賞後、神韻は人類の真のすぐれた芸術作品であり、社会にとって欠くことのできない美しさと善良な芸術的糧(かて)を与えてくれると称賛した。

 「現在の芸術界では、すばらしい芸術と狂気の芸術が対峙する。多くの芸術家はもはや本当の優美な芸術の源がどこにあるかがわからず、美しさと醜さの概念がすでにはっきりしなくなっている。芸術の本当の美は心の清らかさから来るものであり、神韻は私たちに芸術が発展すべき方向を指し示してくれた」

 芸術の歴史を研究している人は期せずして次の点に気が付く。各民族の文化芸術は、その表現形式がいかに異なっていても、創生の根源はみな、神仏や上界の生命に対する敬慕、崇拝と模倣であり、それこそが人類の芸術に共通する力の源である。西洋の最初の絵画は教会の壁画と天井画に現れ、西洋の最初の歌曲は宗教儀式において神を賛美し謳歌するものであった。

 善の一面に共鳴

 芸術界ではよく、「中国的なものこそ世界的であり、古いものこそ活力がある」と言われている。中国5千年の輝かしい文化は、人類の精神的な宝である。中国は5千年の歴史の中で、常に機関車の役割を果たし、文化、経済、芸術の各方面で世界の発展をリードしてきた。ところが残念なことに、中共暴政下のわずか数十年の間に、中国の伝統文化はほとんど破壊されてしまった。

 海外に生まれた神韻芸術団は、神を敬い「仁義礼智信」などの中華の正統文化理念を伝える芸術作品を我々に見せてくれる。

 神韻は表面的には一つひとつの舞踊や歌からなっているが、その中に、人類の歴史発展の大脈絡が貫かれている。人類はどこから来たのか、どのようにこの世で生活しているのか、今どのような困難に直面し、今後どのような大事が起きるのか。これらの重要なメッセージが美しい芸術形式によって表されている。

 神韻は、舞踊、衣装、スクリーンが美しいだけでなく、肝心なのは人の善の一面、美しい一面を共鳴させることができるということにある。これは一般の公演にはできない。そのレベルの高さの点で、一流と言うにふさわしい。

 神韻からインスピレーション

 5年余りで、神韻公演を観た人は世界で100万人に上り、多くの人が神韻からさまざまなことを学んだという。

 ハリウッドの「アバター」の美術監督ロバート・ストロンバーグ氏は、神韻は詩趣に富んでおり、そこから次作の「アバター」のアイデアを得たと言う。神韻のロサンゼルス公演には、ハリウッドスターや「カンフーパンダ」の制作関係者が次々に鑑賞に訪れた。彼らは神韻が正に西洋の芸術家たちの新たな目標になりつつあるということを敏感に感じているのである。

 (翻訳編集・瀬戸)


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