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臨死体験の科学的な研究はまだ始まったばかり、と話すグレグソン氏。今後の発展に期待したい(撮影=ステファニー・ラム/エポックタイムス)

臨死体験の研究

 【大紀元日本12月28日】臨死体験(Near-death experiences, NDE)についての国際会議が今年11月、米ノースカロライナ州ダーラムで開催された。同会議には、NDEの経験者やその研究者、医師などが集まった。研究者らによると、NDEを持つ人には、その後の人生において知覚や思考の変化が生じ、彼らは平和と静寂を感じたり、超能力を発揮したり、自分の行動が他人に与える影響を考えたりするようになるという。

 バージニア大学知覚研究室のディレクター、ブルース・グレイソン氏(Bruce Greyson)は、NDEは確かに存在すると話す。「ほとんどの場合、NDEの人たちの精神機能は普段よりも優れています。彼らの思考は速く、明確で、論理的で、自分の思考連鎖に対してコントロールする力があります。彼らの感覚は鋭く、記憶もはっきりしているのです」

 6年前に急性細菌性髄膜炎を発症し、昏睡状態に陥った経験を持つ神経外科医のエベン・アレキサンダー氏もNDEを経験したひとりだ。彼の脳の新皮質は致命的なダメージを受け、昏睡から覚めた時には以前の記憶を喪失しており、話すことさえも困難だったという。
自身の臨死体験を話すエベン・アレキサンダー氏(撮影=ステファニー・ラム/エポックタイムス)


 しかし、アレキサンダー氏は、自分が見た臨死体験だけははっきりと覚えていた。それは、視覚、聴覚、嗅覚というすべての感覚を含む体験であり、その素晴らしさは言葉にできないという。「どうやったら、死に向かっている脳が超常的な力を発揮し、途方もない情報量を瞬時に処理できるのでしょうか?」

 一方、会議に参加したキャサリン・エルモアさんは「死ぬ時に痛みはない」と話す。エルモアさんは、1993年、交差点でトラックにぶつかり、事故の最中にNDEを体験した。「巨大な全て、その激しい衝撃は、まるで私の肩を軽くトントンと叩かれたように感じただけでした。そのまま、私は上に上がっていったのです」

 エルモアさんの意識は15~18メートルまで上り、美しい白い光に包まれ、「信じられないほどの愛」を感じ、美しい音楽を聞いた。そこで彼女は、天使を超える3人の高次元生命に出会ったという。彼らは、エルモアさんが生まれる前に彼女の人生を計画した生命で、彼女は人々を上から眺めながら、その生命たちと会話をした。蘇生された後、彼女は地球の周りにあるエネルギーや、人々の意識の集合体が見えるようになったという。

 一方、NDEは単なる宗教を信じる人たちの「イマジネーション」であり、科学的ではないとする見解もある。NDEは確かであると信じるグレグソン氏は、今後はより科学的に研究していきたいと話す。「愛や恐怖は、物体でしょうか?愛や恐怖は見えないものですが、それらが及ぼす影響についての研究はこれまでにも盛んに行われてきました。その効果について、われわれは、たくさん学んでいるのではないでしょうか」

 グレグソン氏は今後、身につけている腕時計の電池がすぐに切れたり、時計の進み方が狂ったり、側にあるテレビやラジオのチャンネルが変わってしまうなど、NDEの人たちの身体に見られる電磁波の作用についても研究したいと話している。

 
(翻訳編集・郭丹丹)


 (11/12/28 07:00)  





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臨死体験  NDE  


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