OPECプラス、協調減産終了を2020年に検討も=露エネルギー相

2019/12/28
更新: 2019/12/28

[モスクワ 27日 ロイター] – ロシアのノバク・エネルギー相は27日、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなどの主要産油国を加えた「OPECプラス」が協調減産を終了することを2020年に検討する可能性があるとの見解を示した。

同相は国営テレビ「ロシア24」に対し、「減産に関する限り、無期限のプロセスではないということをもう1度言っておく。市場シェアを維持し、企業が将来のプロジェクトを提供し、実行できるよう、終了の決定を段階的に下していかなければならない」と語った。

OPECプラスは2017年以降、国際石油市場の需給のバランスを取り、価格を支えるために協調減産を実施している。

同相は、国際石油市場は現在、大体安定しているとの見解を示し、OPECとOPEC以外の産油国の協力を評価した。

夏になってドライブシーズンが到来すれば石油需要は増える可能性があるとも述べた。

OPECプラスは今月6日、日量120万バレルとしている協調減産の規模を170万バレルに拡大し、年明け1月以降、3月まで実施することで合意した。

Reuters
関連特集: 国際