THE EPOCH TIMES

法輪功弾圧のドキュメンタリー映画 国際映画祭で受賞

2012年05月24日 08時41分
「フリーチャイナ」のマイケル・パールマン監督(右1)、主人公の曾錚さん(右2)、主催者「米国洞察」の創始者マーガレット・バーリンゲル女史(右3)、プロデューサーのキーン・ウォン氏(右4)、新唐人テレビの李_zhong_・総裁(右5)、主人公の李祥春さん(左1) (大紀元)

【大紀元日本5月24日】フィラデルフィアの米国哲学学会では16日、第一回目の「言論自由映画祭」とその授賞式が行われた。中国の法輪功弾圧の実態を反映するドキュメンタリー映画『フリーチャイナ:信じる勇気』(以下・フリーチャイナ)は受賞された。

 フリーチャイナは、元共産党員の曾錚さんと中国系米国人の李祥春さんが中国の監獄で拷問を受け、強制労働を強いられたとの実話に基づいて、法輪功への集団弾圧の実態が描かれたドキュメンタリー映画。音響作成会社「ワールド・2ビー・プロダクション」と衛星テレビ局「新唐人テレビ」が共同で制作した。

 映画では、中国国内で行われている、刑務所と病院が組織ぐるみで学習者の臓器を摘出・売買する事件も取り上げた。観客らは同映画を観た後、弾圧の残虐性に強いショックを隠せない。

 米テンプル大学の教授でフィラデルフィア交響楽団のプロデューサー、米WHYY-TVラジオ局の司会者シャロン・エーセンアワ氏は、「強い衝撃を受けた。中国でこんなに多くの人々が弾圧に遭っているとは、まったく知らなかった」と語った。

 ドレクセル大学のリュディア・フン教授は「これほど残酷な迫害を知らない。本当に心を痛めた」と、鑑賞中は思わず涙があふれたという。

 ラジオ局の司会者、プロデューサーのジェニファー・リン氏は「これは天地をも激震させること。私がいま考えているのは、いかに多くの人にこの弾圧の真相を伝えるかのこと」と話した。

 映画の主人公らは授賞式に参列した。米サンフランシスコ在住の医学博士の李祥春さんは、「迫害を暴露し、中共と一線を引くことは、中国で迫害されている人々を助けるだけでなく、私たち自身にも有益だ。なぜなら中共を排除し自由になった中国は、世界各国にとって安心できる友人となれるから」と話した。

 同映画祭の主催者「米国洞察」は1983年に設立された非営利団体。その主旨は言論の自由を促すことだ。創始者のバーリンゲル氏は、「この映画を通して世界に変化をもたらしたい」と語った。

 またフリーチャイナは最近、西ハリウッドで開催されたアウェアネス・フィルム・フェスティバルで国際政治および文化のドキュメンタリー映画の大賞や、「ヒューストン第45回国際映画祭」の大賞をも獲得している。

 法輪功(ファルンゴン)は、中国伝統文化の一つ、気功による心身健康法。約20年前から完全無料で一般に公開され、世界中に普及してきた。心身への効果が高いことから、一般庶民から政府高官や軍の関係者も含めて、中国社会の各層で学習する人が爆発的に増え、弾圧されるまでは、愛好者は1億人に上ったとされている。当時の江沢民・前国家主席はこのことを政権への脅威と受け止め、1999年7月に弾圧を命じた。 

(記者・潘美玲、翻訳編集・叶子)
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