THE EPOCH TIMES

【ぶらり散歩道】ー北海道篇ー 八窓庵(旧舎那院忘筌)

2012年06月07日 07時00分
 【大紀元日本6月7日】JR札幌駅で地下鉄南北線に乗り換えて「中島公園」で下車し、中島公園に入って右方向に3分ほど行くと日本庭園の門前に着いた。少し奥に歩いて行くと、小さな草庵風茶室が現われた。茶室の背後には、楡の木の巨木が聳えていた。内部には入れないので、外観のみの観覧になる。ちょっぴり寂しい気がした。先客はイギリス人の若夫婦と女の子二人の四人だったのが意外だった。しかし、女の子は小さい日本家屋には興味はなく、遊ぶのに夢中だった。

 小堀遠州作と伝えられている八窓庵の正確な建築年代は不明と言われているが、遠州の居城があった
楡の巨木(鴉が番人?)

滋賀県長浜市内で何回か所在を変えていることは、棟札で明らかになっているようだ。舎那院の境内にあった八窓庵を、1919年(大8)に札幌の持田氏が買い取って同氏邸内に移築した。その際、三分庵と水屋を付設して3室1棟の現在の姿になった。三分庵の玄関前に、棕櫚縄で十文字に結ばれた関守石が置かれていた。茶道の作法では、「これより先に入ることはご遠慮ください」という意味で、関守の役を持つ石が置かれていることを初めて知った。関守石のほかに、止め石、留め石、踏止め石とも呼ばれるそうである。茶道には門外漢の私には、良い勉強になった。八窓庵は1950年(昭25)国指定重要文化財。

八窓庵 札幌市中央区中島公園1番 電話:011‐531‐0029
観覧期間:4月下旬~11月上旬

黒棕櫚縄で結ばれた関守石

左が三分庵、右が八窓庵

(江間十四子)

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