THE EPOCH TIMES

福建省に饅頭無料配布の店 「毎日約1千個を配る」

2012年08月27日 09時20分
【大紀元日本8月27日】中国福建省石獅市で、ある饅頭店が話題になっている。一見普通の店だが、その饅頭は全部貧困者に無料配布している。

 店の名は「永恒陽光饅頭店」。昨年オープンしたばかりだ。

 ネット上で公開された店の写真では、「本店の饅頭は全部貧困者に無料配布しており、一切販売しません。どうぞご了承ください。生活困難の失業者、収入が低い貧困世帯、求職中の新社会人、孤独老人、ホームレス、廃品収集で生計を立てている人などの皆さんは、どうぞ、お気軽に声をかけてください」と店頭に掲示されている。

 安徽省からの出稼ぎ労働者で、廃品収集の60代の老人は地元紙・海峡都市報の取材に対し、自分は店の常連だと話した。「毎日2つの饅頭をもらっている」という。

 江西省から来た男性・朱さんも毎日店にやってくる。彼は付近のスーパーの倉庫で荷物運搬などの仕事をしている。「店がオープンしてから、毎日ここで2、3食をまかなえている。日に10個ぐらいの饅頭をいただいている」「月に約200元を節約できる。この金を家族に仕送りして、これでみんなが食べていく」と朱さんは語った。

 付近の茶屋の店主の話では、饅頭店が開業した当初、家族が饅頭を買いに行ったけれど、無料配布用との理由で売ってくれなかったという。

 店員によると、店は旧正月以外は年中無休。朝7時に開店し、夕方7時頃に閉店。毎日約1千個の饅頭を作っている。昨年の総経費は40万元(約500万円)だった。

 「オープン当初には、周囲から様々な疑いと不理解の声もあった。売名行為ではないかとか、無料配給なんてありえないなどと冷ややかな目で見られていた」と店員は話した。店のオーナーについては、店員は一切明かさず、これ以上の取材を受けないと対応した。

 無料饅頭店は新規の出店も計画しているという。

 (翻訳編集・叶子)
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