北朝鮮、米との非核化交渉担当者に前駐ベトナム大使を指名=外交筋

2019/07/06
更新: 2019/07/06

[ソウル 5日 ロイター] – 北朝鮮は、米国との非核化交渉の担当者に金明吉(キム・ミョンギル)前駐ベトナム大使を指名したもようだ。ソウルの外交筋が5日、明らかにした。

それによると、6月30日にトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が南北軍事境界線で電撃会談した際、北朝鮮側が米国側に、金明吉氏がビーガン北朝鮮担当特別代表の交渉相手になると通知したという。

ソウルの米国大使館の広報官はコメントを差し控えた。

韓国メディアは4日、複数の匿名の外交筋の話として、物別れに終わった2月のハノイでの米朝首脳会談まで北朝鮮の交渉担当だった金革哲(キム・ヒョクチョル)氏に代わり金明吉氏が就くと伝えた。

金革哲氏については、ハノイ首脳会談の失敗の責任を問われて処刑されたと韓国紙が報じたが、米CNNは6月、同氏は生存しており、当局に拘束されていると伝えた。

Reuters
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