THE EPOCH TIMES

憂慮される中国製造業の継続的縮小

2012年09月07日 12時45分
【大紀元日本9月7日】月初に発表された8月の中国の購買担当者景気指数(PMI)は中国製造業の継続的縮小を示唆している。

 中国国家統計局が1日に発表した8月のPMIは、業界が予想した50を大きく下回り、49.2まで下落し、昨年11月以来の低水準となった。PMIは工業活動を評価するうえで重要な指標であり、50は増加と萎縮の境界線として認識されている。

 特に今後の傾向を示す、PMIサブ指数となる新規受注指数は48.7に落ち込んでおり、4ヶ月連続で50を割り込んだ。もう1つのサブ指数の雇用指数も7月の49.5からさらに低下し49.1に落ち込んだ。

 今回のPMIの下落は中国経済の鈍化を裏付け、中国当局は今後さらなる経済刺激策を講じるとの観測が高まっている。一方、それにより制御が効かなくなるリスクが高まるとアナリストは指摘している。

 秋に控える党大会を前に、当局は経済を安定させることを急務としてきた。今年の年初以来、北京は経済緩和政策を実施し、中国人民銀行は2度の利下げや預金準備率の引き下げに踏み切った。また、大規模な投資プロジェクトの審査手続も短縮化した。

 一方、経済を刺激すると同時に、当局は不動産価格の上昇を制御しなければならない。温家宝首相はこのほど天津を視察した際に、不動産価格の抑制は依然として重点であり、「重要な時期」にあると明言している。

 英BBCの関連報道によれば、一部の金融機構は、今年の中国経済の成長見通しを引き下げている。

(翻訳編集・坂本)


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