THE EPOCH TIMES

【食と健康】 果物の寒熱温涼 (3)

2012年10月24日 07時00分
【大紀元日本10月24日】

 レモン (檸檬)

 酸味、平性。肺経と胃経に帰する。津液を生じ、口渇を和らげ、暑熱を冷まし、胎児を落ち着かせ、血中脂質を下げ、炎症を抑える作用がある。

 酸味が強いので食べすぎると筋と歯を損ねる。

 外用例として、

 1、毎日鼻の中に数滴のレモン汁を垂らすと副鼻腔炎に有効である。

 2、レモンの薄切を皮膚の傷口に貼れば、傷が早く治る。

 3、レモン汁をつけてマッサージすれば、霜焼けに有効である。

 4、レモン汁を蚊に刺されたところに付ければ、痒みを和らげる。

 5、レモン汁でマッサージすれば、神経痛を緩和できる。

 ユズ (柚子)

 甘、酸味で、寒性。脾経と肝経に帰する。消化を促進し、痰を取り除き、肺の気を整えて喘息を治める。食欲を促進し、酒の酔いを解き、咳や痰を鎮め、喘息、食欲不振、味覚低下、消化不良、酒酔いに改善効果がある。

 気虚、気力の弱い方は、あまり食べないほうが良いでしょう。

 応用例としては、

 1、高齢者の咳、喘息にユズの皮をお茶の代わりに飲む。

 2、肺熱の咳にユズ100グラム、ナシ100グラム、蜂蜜少量を煮込んで食べる。

 3、霜焼けにユズの皮50グラムを煎じて、霜焼けの部位を洗う。

 4、頭痛にユズの葉と白ネギを一緒に潰して、こめかみに貼り付ける。

 マンゴー(芒果)

 甘、酸味で、凉性。胃経、肝経、膀胱経に帰する。健胃、止嘔、利尿、通経の作用があり、小便不利、月経不順、血行不良などに補助的治療効果がある。

 大蒜や香辛料と一緒に食べない方がよいでしょう。

 応用例として、

 1、小便不利にマンゴーをそのまま食べるか、マンゴーの煮汁を飲む。

 2、慢性咽喉頭炎、声のかすれにマンゴー1個を煮出したスープをお茶の代わりに飲む。

 3、咳と痰にマンゴーの果肉50グラム、砂糖25グラム、緑茶1グラムを水400ミリリットルに入れて煎じ、煎じ液を少しずつ飲む。

  バナナ(香蕉)

 甘味、寒性。脾経、胃経に帰する。清熱、潤腸、解毒、止痛の作用があり、痔、便血、歯痛に治療効果がある。寒性の果物ですから、胃腸が弱い人は加熱してから食べた方が無難です。

 胃腸が冷えている人や下痢しやすい人はあまり食べないほうが良いでしょう。

 パイナップル(菠蘿)

 甘味で渋みがあり、平性。胃経、腎経、大腸経、小腸経に帰する。清熱、止渇、消化促進、下痢止めなどの効果があり、発熱、口渇、熱中症、胃腸炎、下痢、消化不良、アトピー性疾患に補助的治療ができる。

 ザクロ (石榴)

 甘、酸味で、温性。大腸経、腎経に帰する。下痢止め、止血、止咳、止渇、殺虫の作用があり、慢性下痢、便血、肺結核の咳嗽、高齢者の慢性気管支炎、咽喉炎、口渇、癲癇などに治療効果がある。

 食べ過ぎれば、肺を損ない、痰を生じ、歯を弱くする。

(利 雪珍)


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