THE EPOCH TIMES

高智晟著『神とともに戦う』(78)権利を護りぬいた軌跡「納税者への扱いは獣以下だ」(1)

2012年11月13日 10時10分

【大紀元日本11月13日】広州市当局が平和的に権利を求めた同胞に対して、再び悪辣な手を下したことを聞いて実に驚いた。中華人民共和国の普通の公民として、広州市当局が公然と憚ることなく納税者へ野蛮で残虐な仕打ちを加えたことに対して、私は猛烈に抗議する。

 中国には古くから「子羊すら乳の恩に跪く」、「一滴の水の恩を湧き出る泉をもって報いる」という言葉があるが、凶暴な広州市地方政府の役人は反対に、自分達を養う為に苦しい生活を忍んでいる納税者に残酷な仕打ちを加えているのである。これでは獣にも劣るのではないだろうか?

 村民が中国憲法と法律に与えられた正当な選挙権を求めたという理由だけで、この地方当局は数回にわたって、文明世界が目を光らせる中で無抵抗な公民に暴力を加えた。50人余りにも上る無実の村民を次から次へ拘束し、数名のけが人まで出した。未だに27人が不法拘禁されている。

 今年に入って、中国各地では地方政府が野蛮な手段をもって、正当な権利を求める民衆を残虐に弾圧する暴力事件が相次いでいる。これは中国国民が最も暗黒かつ危険、しかし一方で最も有望な時代に入ったことを意味している。現政権が誕生して以来、不健全な権利制度と司法体制が原因で、いわゆる数十年の新中国では、法律に基づいて国が治められた試しがなかった。仮にかつて、一時的に僅かな安定が中国社会に現れたことがあったなら、それは各地の地方役人が中央の権威を恐れていたためである。ところが今日、中央政府は生来の独裁政権と非人道的な統治が招いた自業自得の末路をたどっており、従来の中国中央の権威が各レベルの役人の目から形跡なく消えてしまったのである。これで国民の権益が保護される最後の僅かな可能性すら完全に失われてしまった。

 しかしいずれにしても、「中央」に居座る人々にとって、国民の状況とは違ってまだ「安全」だと言えるだろう。国民は人間性の歪んだ凶暴な地方役人によって、常に暴力の危険にさらされているのである。このような国民にとって最も関心があること、それは最も本能的な反応であるが、危険から抜け出し、方法を考えてその危険性を取り除くことである。そのため、今年に入ってから各地で正当な権利を求める集団事件が続発している。これに対して各地の反動的な役人は横暴な弾圧を行った。しかし喜ばしいことは、全ての公民が理性をもって平和的な手段と法律的な方法を選んだことである。それは本来ならば中国の社会的安定を維持するための莫大な財産であったが、しかし権勢を振るう権力者は、平和的な権利保護行為を敵対的な活動とみなし、公然と暴力による弾圧を施してきたのである。近年、何千人にも上る警察を動員して頻繁に暴力で民衆を弾圧し、自分達を民衆と対立の立場に回してしまった。広州、陜西及び中国全土でこのような事件が相次いでおり、数え切れない無実の民衆が殴打され、不法拘禁され、ひいては殺害されているのである。

(続く)


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