大和魂を探す③―中共の害毒を防ぐなら、まずイデオロギーからだ

2008/09/28
更新: 2008/09/28

【大紀元日本9月28日】全国知事会は9月24日、中国製乳製品から有害物質メラミンが検出された問題で中国から乳製品の輸入を全面停止するよう厚生省に要請した。中国製食品は以前にも安全問題が存在していた。数年前に中国産野菜から有害化学物質、2007年5月に中国製練り歯磨きから有害物質、中国製玩具に有害物質、そして2008年1月に起きた毒餃子事件は記憶に新しい。中国製商品による被害は日本にみならず、北米、ニュージーランドとヨーロッパまで広がった。

実は中国製食品には数年前から問題が存在しており、最近になってからはじめて発覚しただけだ。これから、有害物質を含む中国製商品が多く摘発されるだろう。これらの有害食品を食べ、利用することによって、直接に人間の体に害を与える。これはわれわれが現在察知することのできるものである。

実はわれわれが察知することができない有害物質が25年前から現在までずっと中国から海外に輸出されている。それは中国共産党のイデオロギーそのものだ。中共が1980年から改革開放政策を実施して以来、海外と接触する機会が増え、しかも各国と留学生を交換する制度を導入することにより、多くの中国人留学生が中共の党文化をもって海外にやってきた。一方、中国への留学生もそこで直接中共邪党の洗脳を受けることになる。二十数年を経た現在、海外で、特に日本で中共党文化に染まった日本人が少なくない。中には中国人より中共を愛する日本人がいるのである。中共が国内で行っている人権弾圧を「国が大きいから仕様が無い」とか、「中国政治の安定は何よりだ」とか、「日本人にこんな大国を管理させたら、必ずしも中国政府よりうまく管理できると限らない」となどなど、これらの日本人は中共の暴行を弁護している。中には日中友好協会のメンバー、各党派の親中派議員および大手企業の幹部がほとんどそうだ。中共が二十数年の時間をかけて行った海外へのイデオロギー輸出がついに実を結んだわけである。

中共の唱えた価値観をよく冷静に考えれば、東洋人が本来持つべき儒教の倫理観とまったく逆であることがわかる。より明確に言えば、それは人間性と正反対のイデオロギーである。この邪悪なイデオロギーの人間の魂への浸蝕は、有害物質の人体への浸蝕よりも計り知れないほど大きく、恐ろしい結果を招く。

30年近くも中共の邪悪な宣伝に慣らされ、日本人の身には多少中共党文化の影が見える。それをきれいさっぱり洗うのは大和魂の柱となっている先祖伝来の正統な価値観にほかならない。それを呼び戻すことはこの民族にとって目下最も喫緊の課題である。同時に中共が引き続き行っている邪悪のイデオロギーの日本への輸出を直ちに断たせることも急務だろう。中共からの被害を防ぐならまずイデオロギーからだ。

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