「米国にはミシェル、我々には彭麗媛」 新華社、習夫人を褒めちぎる

2013年03月24日 21時26分
ロシアに到着した習近平・国家主席と夫人(AFP/Getty Images)

【大紀元日本3月24日】日本時間22日午後5時すぎ、就任後初めての外遊先となるロシアのモスクワに到着した習近平・国家主席は夫人の彭麗媛氏と腕を組みながら、タラップを降りた。新華社を含む国内メディア各社が一斉に、この時の「ファーストレディー」を絶賛する報道を出した。

 「新たな役で新たな舞台」。軍隊歌手出身のファーストレディーを国営新華社はこのようなタイトルで取り上げた。「彭麗媛夫人は新たな役で新たな舞台で中国の『ファーストレディー』の魅力を披露するだろう」と夫人に多大な期待を寄せた。「多彩多能で、見た目も心も美しいファーストレディーは必ず国民に愛されて、国の点数を稼げる」「米国にはミシェルがいて、我々には彭麗媛がいるのだ」。新華社は賛美の言葉を惜しまない。

 また、一部のメディアでは、夫人が中国の「ソフトパワー」を存分に示すだろうと褒め称えている。

 これまでの歴代指導者の外国訪問では、国内メディアは通常、同行する夫人のことに多くは触れない。江沢民時代も胡錦濤時代も、このような報道の前例はなかった。

 彭夫人に対する一連の異例の称賛を、ニューヨーク在住の中国人経済学者で作家の何清漣さんは「愚見だ」と一蹴した。「どうしてもファーストレディーの気品、容貌を国のソフトパワーと定義するなら仕方ないが、いままで彼女が歌ってきた数々の革命歌曲をぜひもう一度聴き直してほしい。その歌詞はすべて共産党イデオロギー宣伝の文言ばかりで、洗脳のパワーは抜群だ。これらの歌には、その美しい歌声以外は、価値のある内容は何もない」

 今年50歳の夫人は中国では有名な歌手であり、いまは解放軍総政治部歌舞団団長などを務め、少将の官位も有する。1987年24歳のとき、当時福建省厦門市の副市長だった習近平氏と結婚。二人の間には21歳の一人娘がいる。

 夫人は2005年に解放軍総政治部歌舞団のメンバーとしてロシアを訪問しステージでロシアの唄「おおカリーナの花が咲く」などを披露したことがある。2007年にも温家宝前首相に随行しロシアの中国関連行事に参加。今回は「ファーストレディー」として訪問し、期間中、夫人は単独でも一連の行事に出席する予定になっていると国営テレビCCTVは報じた。

(翻訳編集・叶子)


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