英国在住中国人女性、投獄された両親の救出を呼び掛ける

2013年03月04日 10時36分
【大紀元日本3月4日】一人の中国人女性は英国ロンドンで、中国当局に不当逮捕された両親の救出を呼び掛けている。 

 地元紙の報道によると、24歳の于明慧さんはロンドン在住の雑誌記者。法輪功学習者である両親は、その信仰が理由でそれぞれ十年以上の懲役刑に処された。最近、彼女は両親の境遇を公にし、救出を呼び掛ける活動を始めた。

 法輪功(ファルンゴン)とは、中国伝統文化の一つである気功の心身健康法。約20年前から一般に公開普及した。心身の健康に効果が高いことから、一般庶民から政府高官や軍の関係者まで、中国社会の各層で学習する人が爆発的に増え、1990年末には愛好者は約1億人に上ったという。当時の江沢民・元国家主席は政権への脅威と受け止め、他の最高指導部のメンバーの反対を押し切って、1999年7月に弾圧を命じた。法輪功の公式サイトは、13年間に及ぶ弾圧によって3500人以上が拷問などで死亡、数十万人は投獄されていると発表した。

 于明慧さんの両親も大勢の被害者の中の二人。

 その父は11年前、黒竜江省ハルピン市のある建物の壁に「法輪大法好」の文字を書いたとの理由で、逮捕された。「父は裁判にかけられたが、弁護士による弁護も、家族の傍聴も禁止されて、15年の懲役刑が言い渡された」と于さんは述べる。

 その母も2年後、弾圧の真相を伝えるチラシを街で配布したため、逮捕されたという。

 「その日、帰宅した私が玄関に入った瞬間、中で待ち伏せしていた警官に取り押さえられた。『声を出すな。お前の母親を待っているんだ』と口が塞がれた」と彼女は当時の状況を語り始めた。

 「それからの30分間、私は恐怖のあまりに意識が朦朧となった。その間、母は別の場所で強制連行された」。その後まもなく、裁判が行われないまま母親に対して11年間の不当な懲役刑が下った。

 当時まだ高校生だった于さんは親戚の家に身を寄せ、2010年にロンドンに渡った。

 「両親のことを常に心配しており、彼らは非常に危険な境地にいる。二人は何も違法なことをしていない、ただ平和な方法で人々に法輪功の無実と弾圧の悲惨な実態を知らせようとしただけ」と懸命に訴える彼女。両親を救う唯一の方法は、国際社会が中国当局に圧力をかけ、釈放を求めることだという。

 (翻訳編集・叶子)
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