中国の大学学費、1989年の25倍=政府白書

2013年03月04日 13時35分
受験生、中国北京(Photo/Getty Images)

【大紀元日本3月4日】中国社会科学院が2月22日発表した「社会保障白書」によると、中国の大学の学費は1989年に比較して、少なくとも25倍にはねあがっていることが分かった。

 白書によると、大学生一人の年間の生活費と学費は、都市住民の年収の4.2倍、農民の年収の13.6倍。このため農村部では大学受験者数が年々減少する傾向にあり、2009年には前年比で40万人減少、2010年にはさらに74万人も減少した。

 「ここ数十年、教育費の支出が国民の重い負担となっており、これには国の教育予算が低く抑えられてきたことが主因である」と白書は指摘し、中国の一般産業に従事している労働者、特に億単位の農民工は教育程度が低いため、技術の低い仕事にしか就けず、そのために産業の特化や先端化に影響し、賃金の上昇もままならない状況だとも報告した。

 白書は、GDPの4%以上を教育予算にするという目標の実現を促し、特に農村地区、貧困・過疎地区、低所得者層、教員不足の地区などに教育予算を優先的に投じるべき、と進言した。

(翻訳編集・竜崎)


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