国家主席に習近平氏 副主席に李源潮氏=「江沢民にノー」の人事

2013年03月14日 17時15分
国家主席に選出された習近平総書記(Photo/Getty Images)

【大紀元日本3月14日】北京で開催中の全国人民代表大会(全人代)で14日、共産党トップの習近平総書記(59)が国家元首である国家主席に選出された。昨年の党大会で党と軍のトップの座を占めた習氏は、引き続き国家のトップに就き、習近平体制が本格的に始動した。

 習氏が務めていた国家副主席に選出されたのは、党政治局員の李源潮氏(62)。政治局常務委員を兼務しない同氏の選出は、98年3月まで副主席を務めた実業家の栄毅仁氏以来となる。

 李氏は、党の青年組織となる共青団で長く幹部を務めた経歴があり、胡錦濤前主席に近い。昨年11月の党大会では、常務委入りを有望視されながらも、昇格を逃していた。この件は、指導部の権力闘争において江沢民氏ら保守派が勢力を伸ばしたシンボルとみられていた。

 一方、今回の政治局員からの抜擢は、「習近平氏の強硬姿勢の現れだ」とロイター社は分析し、「彼は江沢民氏にノーと言えるのだ」という。アイビータイムズ紙も12日の報道で、李氏の就任は常務委員劉雲山氏の「強烈な反対」を受けたと報じた。劉氏は江沢民派閥の重鎮であり、中国の情報統制を率いる最高権力者でもある。副主席の座をめぐって、李氏と熾烈な争いを繰り広げていたとみられる。

 ポスト争いの様子は今回の投票数でも示された。李氏の投票結果は、賛成が2839票と全体の96%にとどまり、反対に80票、棄権に37票が投じられていた。この96%の賛成票率は、ほかの99%以上の人事の中では目立っている。

(翻訳編集・張凛音)


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