川に漂流する豚の死骸が5900頭 投棄元関係者「病死が多い」

2013年03月13日 11時55分
【大紀元日本3月13日】上海市の飲用水の水源となっている黄浦江で発見された豚の死骸は12日午後までに、合わせて5916頭に達した。耳にある識別標識からブタは浙江省嘉興市から漂着してきたものだと判明した。飲用水への汚染が懸念される中、ブタの死因について上海市と浙江省の説明に食い違いを見せている。

 上海市当局は、一部は豚の伝染病である「豚サーコウイルス2型」に感染していたと発表しながらも、「人には移らず、今のところ水質への影響はない」としている。これに対し、投棄元に位置する嘉興市当局は市内の養豚場で伝染病は発生していないとし、「凍死」が原因との見方を示した。

 回収された死骸の腐乱状態から、少なくとも1ヶ月前に死亡したものとみられる。ほとんどの豚は10~20キロの子豚で「寒い冬、子豚は免疫力が弱いため、死亡に至るケースが多い」と嘉興市の関係者は話す。同市では現在700万頭の豚が飼育されており、10~20%の死亡率は正常範囲だという。

 一方、嘉興市の地元メディアは、今冬は例年より豚の死亡数が増えていると報じた。飼育数トップの竹林村だけでも1月に1万頭、2月に8000頭、3月に入ってから毎日平均300頭の豚が死亡しているという。

 同村の関係者は、死亡原因の多くは「病死」だと話しているという。「飼育数が多いため、病気にかかると、感染が拡大する」と同関係者は指摘する。死亡した豚をこれまで地中に埋設処分していたが、死亡数が増えたため、「このままでは用地が足りなくなる」とも話した。

 同村の面積から計算すると、豚の適正飼育数は1600頭前後だが、1400ある世帯はすべて養豚場を経営している。同関係者は「2つの養豚場だけで1600頭を超えている」と飼育数が大幅に超えていることを認めた。

(翻訳編集・高遠)


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