【医学古今】 唇の異常に脾を治す

2013年03月27日 07時00分

【大紀元日本3月27日】漢方医学の理論では、すべての器官が臓腑に帰属しています。例えば唇は脾臓、舌は心臓、耳は腎臓、鼻は肺臓、目は肝臓などに関連しています。そこで唇に問題があれば、当然脾臓の状態を考慮して治療します。

 以前、唇が乾燥して切れている女性患者を治療しました。彼女は唇の症状で皮膚科や内科を転々とし、治療しても効果がないので、漢方と鍼灸治療に私のところに来ました。彼女には唇の症状以外にも腹痛や下痢などの胃腸の症状もありました。

 舌と脈診の情報から、彼女は「脾陽不足、痰飲停滞」でした。

 生活習慣を聞くと、彼女は数年来健康のために冷たい水を意識的に飲んでいました。これが病気の原因だったのです。冷たい水は脾陽を傷つけ、代謝しきれない水は停滞して痰飲になります。

 したがって「温陽健脾、化痰利水」の治療方針を決めて、水分、関元、陰陵泉、三陰交、脾兪、腎兪などのツボに鍼灸治療しました。すると、唇の乾燥や切れはすっかり良くなり、胃腸の症状も無くなりました。
 

 (漢方医師・甄 立学)

 

 

 

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