中国の世帯年収 234倍の差 政府機関従業員は「稼ぎ頭」

2013年07月22日 10時35分
【大紀元日本7月22日】中国の世帯年収の格差は依然大きい。2012年では、高収入世帯は低収入世帯の234倍の収入があったという。18日付国内紙・南方都市報(デジタル版)が報じた。

 北京大学中国社会科学調査センターが17日に発表した『中国家庭追跡調査』によると、2012年にもっとも世帯収入の低い5%の家庭の収入は全世帯総収入の0.1%を占めているのに対し、もっとも高い5%の家庭の収入は23.4%を占めており、その差は234倍に上る。

 各種収入のなか、給与収入は中国家庭の主要な収入源になっているという。なかでも、政府機関の従業員のいる家庭は、世帯年収が他の家庭より格段に高いことも同調査で明らかになった。

 今回の調査報告では、国民の所得格差の程度を示すジニ係数は0.49であると算出している。ジニ係数は0から1の間の数字で、0.4は警戒線とされており、それを超えると紛争が多発するという。今回の調査のアンケート結果で、貧富の差は「中国でもっとも深刻な社会問題」との認識が、社会の各階層に浸透していることが浮き彫りになった。

 なお、中国のジニ係数は発表元により大きく乖離している。2012年末に西南財経大学と中国人民銀行が共同で行った調査では、2010年のジニ係数は0.61であると発表しているが、今年1月に国家統計局が発表した同年のジニ係数は0.481となっている。

(翻訳編集・楊林)


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