原油先物は下落、トランプ米大統領がOPECに価格引き下げ要請

2018/07/05
更新: 2018/07/05

[シンガポール 5日 ロイター] – アジア時間の原油先物は下落。トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に対し、原油価格を引き下げるよう求めたことが背景。

0053GMT(日本時間午前9時53分)現在、北海ブレント先物<LCOc1>は前日終値比0.36ドル(0.5%)安の1バレル=77.88ドル。

米WTI原油先物<CLc1>は0.35ドル(0.5%)安の73.79ドル。

トランプ大統領は4日、ガソリン価格を吊り上げているとしてOPECを再び非難し、加盟国に価格引き下げに向けた一段の対応を求めた。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は、7月の見通しに関するリポートで「原油価格の上昇はOPECとロシアなどによる減産合意が主な要因だが、ベネズエラの生産の落ち込みや米国の対イラン制裁再開決定で一段と加速した」と指摘した。

Reuters
関連特集: 国際