EU加盟国の外相、英議会の離脱協定案可決を期待

2018/12/11
更新: 2018/12/11

[ブリュッセル 10日 ロイター] – 欧州連合(EU)加盟国の外相は10日、EUとメイ英首相が合意した離脱協定案について、英議会が可決することを期待すると述べた。ブリュッセルでは同日、EU外相会合が開かれる。

スペインのボレル外相は会合に出席する際に記者団に対し、「これが可能な限りベストな案だ。この案を承認することは良いことだが、当然ながら英議会が決定することだ」と述べた。

ドイツのマース外相は「ロンドンで今週良い決定がなされることを期待する」と語った。

ベルギーのレインデルス外相は、EUは同案を進める準備が整っているとした上で、「われわれは合意なき離脱にも何とか対応していく」と付け加えた。

一方、欧州司法裁判所(ECJ)は10日、英国にはEU離脱の決定を一方的に撤回できる権利があるとの判断を示した。[nL3N1YF2VW]

英議会は11日にメイ首相の離脱協定案を採決する。首相の離脱案には反対の声が多く、離脱案は否決されるとの見方が多い。

Reuters
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