【医学古今】 頻尿の鍼灸治療

2013年08月21日 07時00分

【大紀元日本8月21日】頻尿は高齢者によく見られる臨床症状の一つです。現代医学では、この症状を主に膀胱の機能状況を考えて治療しますが、漢方医学では、主に腎の機能状況を考えて治療します。

 漢方の臓腑理論では、腎と膀胱は臓と腑の関係であり、双方の間では臓が主導的な作用を働き、腑の機能状況に強く影響を与えています。特に機能低下(虚証)の場合、腑の症状であっても、多くは臓から治療することになります。

 漢方医学の病理認識から言えば、頻尿は腎陽不足によりもたらした膀胱の気化機能低下が引き起こした症状だと考えます。治療する場合、腎陽を補い、膀胱の気化を助ける方法を採ります。漢方薬を使うなら、六味丸や八味地黄丸などを使います。

 鍼灸で治療する場合、個人の経験により配穴は多少異なりますが、私の場合、関元、命門、腎兪、列缺、照海、太谿などのツボをよく使います。関元と命門をお灸で温めた方がより効果が得られやすいと思います。

 

(漢方医師・甄 立学)

 

 

 

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