台湾に輸出された上海蟹、使用禁止薬物を大量検出

2013年10月18日 11時45分
【大紀元日本10月18日】台湾当局は大陸産上海蟹(中国名、大閘蟹)から食品の使用禁止薬物を大量に検出した。問題の蟹には中国当局の安全検査に合格したとの証書が添付されている。英BBC放送が16日報じた。

 上海蟹は淡水性の蟹で秋が旬。中華圏でも人気の高い食用種である。

 台湾衛生福利部の食品薬物管理署はこのほど、中国の江蘇省、湖南省、湖北省からの約6トンの上海蟹から、抗生物質のクロロマイセチンと重金属のカドミウムを検出した。

 カドミウムは腎臓機能に障害をきたし、それにより骨が侵されて骨や関節が脆弱になる。日本で大きな社会問題となったイタイイタイ病はその感染事例である。また、肺気腫や腎障害、蛋白尿を引き起こすほか、WHOは発がん性をも警告した。

 クロロマイセチンは食品への使用は禁止されている。人体が過剰摂取すると、骨が侵食されて、骨髄機能低下による貧血「再生不良性貧血」を発症する恐れがある。今回、湖南省からの3.75トンの上海蟹から、クロロマイセチンの含有量は1050ppbに達した。

 問題の蟹には安全検査に合格したと証する中国衛生部(厚生省に相当)発行の「動物衛生証書」が備えられており、台湾当局はこの証書の真偽を調査する方針だ。

 これらの蟹はまだ台湾市場に流通していないという。

 台湾産の上海蟹は大陸産と同一品種だが、大陸産の価格は安い。統計によると、今年9月から、台湾は大陸から計267トンの上海蟹を輸入した。

 台湾食品薬物管理署は、中国当局が発行した安全検査証書があっても、輸入の上海蟹を必ず検査すると説明した。

(翻訳編集・叶子)


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