流行は追わない 50年代のヴィンテージスタイルをこよなく愛するファッショニスタ

今から70年前、世界のファッション史上「最もクラシックでエレガントな時代」と言われた1950年代には、ウエストを絞り、裾を広げたドレスが流行していました。

この1950年代のスタイルが大好きというアメリカ・ミネソタ州に住むブリー・サージャントさん(27)は古着屋で安いビンテージドレスを買い、時には自分で服を作ることで、自分のヴィンテージ好きな心を満たしています。 

幼い頃、ブリーさんは映画「グリース」に登場する俳優たちの髪型や衣装に心奪われました。ブリーさんがこの幼い頃の感動を実現させたのは、大学時代になってからのようです。

大学に進学し、一人暮らしをするようになったブリーさんは、節約のため古着屋さんで手頃な価格の服を探すようになりました。 さまざまなスタイルの服を物色するうちに、ブリ−さんはすぐにエレガントな女性らしいブラウスやハイウエストのスカートに心を惹かれ、 女の子らしい服装をすることの楽しさに気づかされました。

「時間が経つにつれて、私は自分自身をどのように見せたいか、そしてもともと好きだった1950年代の服やヘアスタイルへの愛着を取り戻すことを私は考えるようになりました」

「今は、オークションや古着屋で本物のヴィンテージドレスを見つけることがほとんどで、たまに自分で縫ったり、ネットで買ったりしています」

すっかり1950年代スタイルにハマっているブリーさん。

お気に入りの服を着て外出すると、他人からダンスや演技をしに行くのかとよく聞かれるようです。時には、見知らぬ人に彼女の着ている「衣装」がとても気に入ったと言われたことも…

(1950年代のスタイル好きな方はブリーさんのInstagramへ)

「今を大切にすることの素晴らしさは、現代の流行を追うことなく、自分のスタイルを選ぶ権利があることにある」

「自分が好きなことを貫き、変化をもたらすためには、強く、大きな一歩を踏み出す必要があるけど、私たちは皆、生まれつきの勇気を持っていると思う」とブリーさんは語っています。 

ブリーさんはこれらの美しい服を引き立てるために、グラマラスな50年代のヘアスタイリングも身につけました。

「自分の髪に特に適した製品や技術がわかってから、より複雑なヘアスタイルをするようになり、今ではほとんどどんなスタイルでもできるようになりました」

以前、警備員として働いていたブリ−さんは、夜勤のとき、あまり人に会わないので、いろいろな髪型を試していました。 そうすれば、たとえ悪い結果になったとしても、あまり多くの人に「恥ずかしい」顔を見せることはなかったからでした。
 

(翻訳・李明月)