【医学古今】 踵の痛みに手首のツボ

2014年01月07日 07時00分

【大紀元日本1月7日】踵(かかと)の痛みには腎経と膀胱経のツボを取って治療します。ところが手首内側にある大陵(だいりょう)というツボで非常に良い効果が得られました。

 患者さん(60代の女性)は頚腕症候群と左手中指の腱鞘炎で鍼灸治療を受けています。2カ月ほど前に、一度右足の踵の痛みを訴えた時、腎経と膀胱経のツボを取って治療するとすぐ症状が取れました。

 しかし、また同じ症状が現れました。前回の経験を踏まえて、同じように腎経と膀胱経のツボを取って治療しても、今回は症状が取れませんでした。

 悩みましたが、ある書物の「大陵穴で踵の痛みを治療できる」という文言を思い出しました。そこで両手の大陵穴に刺鍼しました。すると、踵の痛みが完全に消えました。

 このような経験的な治療法は理論的に説明しにくいのですが、うまく使えば非常に良い効果が得られます。

 鍼灸医療にはこのような経験的な治療法がたくさんあります。先人の経験を多く吸収すればするほど、治療技術も上達すると感じています。

 (漢方医師・甄 立学)

 
 

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