中国アリババ「淘宝網」にハッカー攻撃 顧客2059万人に影響

2016/02/07
更新: 2016/02/07

中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングのオンラインショッピングモール「淘宝網」(タオバオ)は、去年10月からハッカーの攻撃を受け、これまでに9900万人のユーザーネームとパスワードが盗まれていたことが明らかになった。

澎湃新聞網1日の報道によると、浙江省嘉興にあるハッカーグループが、2015年10月14日から16日の間、「淘宝網」から9900万人のユーザーネームとパスワードを盗み、そのうちの2059万の口座のパスワードが一致したという。

ハッカーグループは58個のハッカー用プログラムを作成し、これまでに32億組のユーザーネームとパスワードを盗んだ。浙江省、江蘇省、山東省、四川省、福建省、安徽省など中国全土20以上の省にある顧客に影響が及んでいるという。

アリババ広報担当は、ユーザにパスワードの変更を通知している。また、警察の調査に協力していることをロイター通信に明かした。

浙江省警察によると、「淘宝網」の他に、杭州にあるアリババのグローバル・オンラインショッピングモールもハッカー攻撃を受けており、海外の顧客から支払い済みの商品が届かないなどのトラブルが多数起きているという。

 (翻訳編集・山本アキ)

 

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