食を彩る色と健康

2014年03月13日 07時00分
【大紀元日本3月13日】漢方医学では、五色と五臓は対応していると考えられています。白は肺、赤は心、黄は脾、青は肝、黒は腎です。最近では栄養学の領域でも、食品や環境の色が人体に及ぼす影響が注目されるようになりました。日常生活の中で色彩に気をつけると、健康増進の効果を得ることができます。

 生理学の効能

 赤色の野菜と果実は抗酸化剤が多く含まれているので、フリーラジカルが人体に及ぼした損傷を修復することが期待できます。また、大量に含まれる可溶性の食物繊維は悪玉コレステロールを下げる働きがあります。代表的な食品には、ザクロ、紅アップル、赤いタマネギ、トマトなどがあります。

 黄色の野菜と果実は皮膚と目の健康に欠かせないβカロチンが含まれています。カボチャ、サツマイモ、オレンジなどはこの群に属しています。また、カボチャは人の思考能力を高めると言われています。

 緑色の野菜と果実は葉緑素をたくさん含み、ダイエットや抗酸化作用、また老化予防の効果があります。特にベジタリアンにとっては鉄やビタミンB類、葉酸を摂取するのに欠かせない食品です。ホウレンソウ、アスパラガスはこの群の食品の代表です。

 青色の野菜と果実は大量のアントシアニン系色素を含み、炎症の抑制作用や心臓病、癌などの発症を抑制する効果があります。青いオリーブ、青いイチゴ、ブラックベリー、ナス、ブドウなどがこの群に属します。

 黒色と褐色の野菜の果実は、糖尿病と心臓病のリスクを下げると言われています。キノコ、黒い米、黒大豆、黒いオリーブなどはこの群に属しています。

 心理学的な作用

 食べ物の色は食欲に影響を与えます。実は、食器やテーブル、椅子の色も人の食欲に影響を及ぼすのです。赤と黄は食欲増進、青と黒は食欲を抑える効果があります。

 食物の色は味覚にも影響します。視覚は触覚と嗅覚以外の味覚に影響する重要な要素の一つで、食品会社は人々の食欲を増進させるように、包装紙の色にもこだわっています。マクドナルドの看板は主に赤と黄色を使っていますが、この二つの色の組み合わせは目立つばかりでなく、飢餓感を増進する効果もあるのです。

 黄色は人に暖かい感覚を与えます。食卓に黄色い照明を取り入れると、光の刺激によって知らないうちに食べすぎてしまう傾向があります。ダイエットをしたい人は、ダイニングルームを蛍光灯で照らした方がいいでしょう。食物がやや青色に見え、食欲を抑えることができます。

 (翻訳編集・東方)
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