中国初公開、「土壌汚染調査報告書」 コメ産地も汚染

2014年04月21日 16時58分
【大紀元日本4月21日】中国当局は17日、「全国土壌汚染状況調査公報」を発表した。同調査は国土の3分の2にあたる630万平方キロを対象に実施されたもの。コメ産地も汚染されていることが分かり、深刻化する土壌汚染による健康影響の懸念がいっそう強まっている。中国各メディアが伝えた。

 主要汚染物質について、カドミウム、ニッケル、銅、ヒ素、水銀、鉛、 DDTや多環芳香族炭化水素等が検出された。

 汚染状況の分布から見れば、南部は北部より問題が深刻だ。特に、中国の主要穀物生産地帯でもある長江デルタ地帯や珠江デルタ地帯、東北部旧工業地帯等の土壌汚染問題が非常に悪化している。

 また、汚染基準を越えている場所は、全国の16.1%にのぼり、そのうち軽微11.2%、軽度2.3%、中度1.5%、重度1.1%である。土地の利用目的別に分類すると、耕地19.4%、林地10.0%、草地10.4%が汚染の基準を越えている。

 一方、社会的関心が最も高い全国土壌汚染面積について、調査では、特定のデータが示されていない。それについて、環境保護局側は汚染土壌の分布不均衡性によって、正確に土壌汚染の面積を把握することは困難だと説明している。

 環境保護省と国土交通省は、2005~13年まで約9年かけて共同で行った、中国初の土壌汚染調査としている。

 2013年、北京の董正偉弁護士は、環境保護省に土壌汚染情報の公開を督促したが、当時は同省に「国家機密」との理由で拒否されていた。

(翻訳編集・王君宜)


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