中国マダム「ルーヴル占領」 パリの広場で舞う

2014年05月02日 15時55分
【大紀元日本5月2日】静かで荘厳さ漂うパリのルーヴル美術館広場の雰囲気が台無しに―。同広場である日、赤いシャツに黒いパンツを着た数人の中国人中年女性が現れ、小型ラジカセから流れる中国語の歌に合わせてスクエアダンスを踊りだしたのだ。この「中国マダム」たちの写真がある中国人ネットユーザーにより撮影され、中国マイクロブログ・微博に投稿された。

 「中国人がルーヴル占拠」と説明付けられた写真はわずか数日間で約3万回転載され、約6000人がコメントを寄せた。一部のインターネットユーザーらは「おばちゃんたちがルーヴルを占領した、世界征服だ!」とマダムたちの行動をからかったが、ほとんどのユーザーは、騒音や迷惑を伴うスクエアダンスが「中国」を代表してほしくないと否定的な意見を寄せた。

 中国国内では90年代から、中高年層を中心に公園や広場でスクエアダンスを踊るのが健康法の一つとして流行っている。同時に騒音などの迷惑行為で広場周辺住民は不満を募らせている。中国国内報道によると、住民らの抗議活動は忠告や口喧嘩から、水や糞を投げつける、猛犬に噛ませるなど、徐々にエスカレートしているという。

 一方「中国マダム」たちのスクエアダンスの人気は海外在住の中国人にも広がり、米国の広場にも登場している。メディアの報道によると昨年8月、米ニューヨーク・ブルックリンのサンセット公園で、数人の中華系女性がスクエアダンスを練習していたが、周辺住民が騒音に耐えかねて警察に通報した。駆け付けた警察官は、ダンスチームの代表者に手錠をかけ、裁判所の召喚状を渡したという。

 「中国マダム」の代名詞は不名誉さから定着したわけではない。世界的に富裕な中国人中年女性を指す言葉として昨年から普及している。金の国際価格が大幅に下落した昨年4月、中国マダムたちが世界各地で金を買い占めたことでその名を馳せた。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、中国マダムを表すために、それまで使用していたBig Mother(ビッグ・マザー:中年女性の意味)から、中国語から直接アルファベット表記した「DAMA(大媽、ダーマ:同様に中年女性の意味)」を使用している。

(翻訳編集・王君宜)


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