江沢民の側近劉鉄男 収賄罪で司法の裁き 

2014年06月24日 14時48分
【大紀元日本6月24日】元国家主席江沢民の側近、中国国家発展及び改革委員会(発改委)の元副主任、国家能源局の元局長劉鉄男(59)の収賄罪に対する公訴が提起された。中国の石油・エネルギー産業を支配する江沢民一族の不正をよく知る人物のひとりとされている劉が取り調べで詳細を供述したという情報もある。

 劉は昨年5月に「厳重な紀律・法律違反があった」として解任され、取り調べを受けていた。中国国内メディアの報道によると、河北省廊坊市検察院は23日、同市中級法院に収賄罪として公訴を提起した。

 検察院が裁判所に提出した起訴状は、「被告人の劉鉄男は職権を濫用して、巨額の賄賂を受け取ったため、収賄罪でその刑事責任を追及すべき」と記した。

 中国国内紙「21世紀経済報道」の昨年8月15日の報道によると、党員の腐敗を監督する中国共産党中央規律検査委員会の当時の内部通達は、調査で突き止めた劉とその一族の不正所得が1.5億元(約24億円)に達するとしていた。

 「収賄罪はあくまでも表向きの説明で、実際には劉への取り締まりは江沢民一族の不正問題に関連している」との専門家の見方は多い。

 80年代改革開放がスタートしてから、江沢民一族は国家開発銀行や電信産業のほか、国家の石油・エネルギー産業をも支配し、国有石油大手の「中国石油化学工業集団公司(中石化集団、シノペック)」と「中国海洋石油総公司(中国海油、CNOOC)」を本拠に巨額な富を築いた。

 こうした状況の中、国家のエネルギー戦略等を制定する機構「国家能源局」の元局長も務めた劉鉄男は、江沢民の厚い信頼を一身に受けて一族の石油・エネルギー業界の金庫番を任されていた。

 劉は「一族の不正事実をもっともよく知るキーマンの一人だ」と言われている。

 今年に入ってから、石油・エネルギー業界ではすでに22人の幹部と企業上層部が相つぎ失脚した。習近平体制と江沢民派の攻防戦は熾烈化する一方だ。

 一部の情報によれば、劉は取り調べで、「すべてを白状した」という。

(翻訳編集・叶子)


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