画家になった先天性無肢症の女性の成長秘話

2014年06月27日 17時43分
【大紀元日本6月27日】先天性疾患アザラシ肢症(無肢症)のために、生まれつき手足が短くてなっているコロンビア在住の女性サングイノさん(24)は、運命に負けることがなく、いまや口で絵を描く画家になった。その成長の秘話はインターネットを通して世界中に感動をもたらしている。

 「一生寝たきりになる可能性が高い」と医者から告げられた彼女。物心がついた頃から、周囲の人との違いに悩み、何年間もうつ状態から抜け出せなかったという。

 しかし、母親は微かな希望を捨てなかった。彼女に座ることからはじめ、自力で歩くこと、生活することを訓練し、自宅で学校の勉強を教え、口で筆を挟み字と画を書けるようにトレーニングした。そしてなにより落ち込む彼女をひたすら励まし続けた。

 「唯一の願いは、娘に人生の目標を見つけだしてあげることだった」と母親は当時のことを振り返った。

 徐々に、サングイノさんは絵を描く才能をみせはじめた。15歳のとき、彼女は自分の生きる価値をみつけ、運命を嘆くことがなくなったという。決して経済的にゆっとりのある家庭ではない上、父親は彼女の幼少時に自殺した。しかし、彼女はめげずに着実に成長してきた。

 いまのサングイノさんは同年代の若い女性同様、家の家事もこなし、化粧もおしゃれも上手で、もちろん、一番得意なのは絵を描くこと。その技法は伝統的ではないが、プロの画家にも負けないと評価されている。そして、近所で友達と一緒にゴミ拾いのボランティアにも参加するなど、環境保護にも力を入れている。時には、子どもの世話を任されてベビーシッターとして働いているという。

 こんな彼女はすでに幾度も絵の個展を開いている。色彩鮮やかで大自然と環境をテーマとした多くの作品は好評を博している。

 近いうちに米国に移住し、アーティストとしての人生をスタートさせる彼女は、「これからも講演などを通して、人々を励ましていきたい」と抱負を語った。

(翻訳編集・叶子)

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