米軍艦船2隻が台湾海峡航行、首脳会談前に中国けん制か

2018/11/29
更新: 2018/11/29

[ワシントン 28日 ロイター] – 米太平洋艦隊は28日、米軍のイージス駆逐艦と補給艦が台湾海峡を航行したと発表した。米軍の艦船による台湾海峡の通過は今年3回目。

中台関係が悪化する中、トランプ政権が台湾支持の姿勢を示したかたちとなる。

米太平洋艦隊は声明で「台湾海峡の通過は、自由で開かれたインド太平洋に向けた米国のコミットメントを示している。米海軍は今後も国際法が許す範囲で飛行し、航行し、行動する」と表明した。

台湾海峡を航行したのはイージス駆逐艦「ストックデール」と補給艦「ペコス」の2隻。

台湾外交部は、公海上での通常の通過であり、軍が状況を監視済みとコメントした。

中国からの反応はない。

今回の航行は、今週アルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて開催する首脳会談を前に、中国をけん制する狙いがあるとみられている。

Reuters
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