WHO、コロナ発生源調査巡り連携呼び掛け 中国が計画拒否で

2021/07/24
更新: 2021/07/24

[ジュネーブ 23日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は23日、新型コロナウイルスの発生源を巡る調査について、世界各国の連携を呼び掛けた。

中国国家衛生健康委員会の曽益新副主任は22日、WHOが提案していたコロナ発生源に関する調査の第2弾計画を「常識や科学を無視するものであり、われわれは受け入れない」と発表。計画には武漢の研究所や海鮮市場の監査も含まれていた。

WHOの報道官は「これは政治でも、責任のなすり合いでもない」と強調。「誰もがどのように病原体が人に感染したかを理解する必要がある。パートナーシップの精神の下、世界各国は協力し、WHOと連携する責任がある」と述べた。

WHOのテドロス事務局長はこれまでに、今年実施されたWHO主導の国際調査団による第1次調査について、武漢市で感染が拡大した最初の数日間に関する生データが不足しており、調査が妨げられていると指摘していた。

Reuters
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