寄宿制農村小学校の一般的な集団生活(Photo/Getty Images)
【大紀元日本2月28日】湖北省老河口市近郊の小学校で27日朝、鉄製の門が倒れ、児童4人が死亡、11人がけがをしたという。この事故で小学校の安全問題が再び注目された。
中国紙・新京報の報道によると、事故に遭ったのは朝のラジオ体操に参加するために宿舎を出ようとしていた児童たち。いつもより開門時間が遅くなったため、閉まっている鉄製の門の前で子どもたちが押し合いになり、折り重なって倒れたという。
同小学校は湖北省と河南省の境にある寄宿制の農村小学校。502人が生活している4階建ての宿舎に階段は1カ所しかない。30人1部屋で、1つのベッドに2~3人が寝ており、「顔も洗えないほど混雑している」という。
事故当初、学校側は「新学期のため、児童らは興奮して早起きしていた」と説明していたが、その後の調査で当番の教師の過失によるものだと分かった。
中国では定員オーバーのスクールバスによる児童の死傷事故が多発し、小学校の安全問題への関心が高まっている。
(翻訳編集・高遠)