米政府、WHO事務局長に台湾の総会参加を要請

2020/11/07
更新: 2020/11/07

[ジュネーブ 6日 ロイター] – 在ジュネーブの米政府代表部は6日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長に対し、来週開催される世界保健総会に台湾を招待するよう求めた。

「台湾との有意義な協力関係を強化するようWHOに求める。(総会への招待が)その方向に向けた必要なステップになる」としている。

米政府はWHOが中国寄りだとして、WHO脱退を計画。台湾は米国の支持を得て、総会へのオブザーバー参加を働きかけている。

WHOで法務責任者を務めるスティーブン・ソロモン氏は記者会見で「加盟国は台湾がオブザーバーとして世界保健総会に参加することを引き続き疑問視している」と述べた。WHOはこれまで台湾の参加について加盟国の賛同が得られていないため、台湾を招待する権限はないとしていた。

総会はバーチャル形式で開催され、加盟194カ国が参加する。新型コロナウイルスの流行など公衆衛生上の問題を協議する見通し。

Reuters
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