短命「APECブルー」 スモッグが巻き返す=北京

2014年11月21日 22時15分

【大紀元日本11月21日】北京は20日、再び深刻なスモッグに見舞われ、1週間間前の「APECブルー」と呼ばれた青空と鮮明な対照を成している。

 アジア太平洋経済協力(以下APEC)首脳会合が、今月10から11日にかけて北京で開かれた。中国当局は会期中に様々な「大気汚染防止対策」を講じた。北京市を中心とする半径200キロ以内で厳しい交通規制に伴い、数百カ所の工場を一時操業停止した。北京市内すべての学校や政府機関、工場などは、6連休を義務付けられた。

 その結果、北京に久しぶりの青空が現れた。しかし、この「APECブルー」と知られる短命な人工青空は長く続かず、APEC閉幕とともに退場した。

 北京は19日から再び深刻なスモッグに覆われる。大部分の地域が視界約1~3キロとなるスモッグに包まれ、東南部の大興や通州などでは視界は1キロ以下となった。

 北京の米国大使館は独自の観測データを公表している。それによると、直径が2.5ミクロン以下の超微粒子PM2.5の濃度が300以上に上ると観測された。世界保健機関(WHO)の基準によると、PM2.5濃度は20以下に維持すべきで300以上に達すると深刻な健康被害を引き起こすとされている。

 中国では「大気汚染観測アプリ」が人気だが、APEC開催期間中、当局はアメリカ大使館が発表している大気汚染の観測数値を削除するよう、アプリ開発会社に命じた。

 中国政府系シンクタンク、上海社会科学院などは今年初めに報告書を発表し、北京の大気汚染状況が「人類の居住に適さないレベル」に達したと指摘した。
 

(翻訳編集・王君宜)

 

 

 

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