タイの反政府デモ、警官がゴム弾で威嚇 36人が負傷

2021/03/01
更新: 2021/03/01

[バンコク 1日 ロイター] – 週末に行われたタイの反政府デモで、デモ隊が警官と衝突し、参加者10人と警官26人が負傷した。警察は昨年にデモが始まって以来初めて、ゴム弾を使用して威嚇した。バンコク市内のエラワン救急医療センターが明らかにした。

警察はデモ鎮圧のため催涙ガスや放水銃も使用した。一方、デモ参加者は警察に瓶を投げつけた。

バンコク警察の幹部は「ゴム弾を使用したのは初めてだ」と述べた上で、暴力行為がエスカレートするのを防ぐために必要な措置だったとした。

警察によると、28日には参加者22人を新型コロナウイルス感染防止のために導入された緊急事態法違反、および公務執行妨害の容疑で逮捕した。さらに政府報道官によると警官1人が死亡した。

プラユット首相は、デモ参加者が暴力行為に及んだため、さらに厳格な措置を取ったとした。一方、デモ参加者側はこれを否定。当局が弾圧を強めたことが引き金となったと反論した。

Reuters
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