【医学古今】 夢と臓腑の虚実

2014年12月31日 07時00分

【大紀元日本12月31日】一般的に夢は精神的、心理的な要素と深く関係していると言われています。一方、漢方医学では、臓腑の虚実、邪気の盛衰、陰陽の強弱が影響していると認識されています。

 漢方医学の古典『黄帝内経』には、夢と臓腑の虚実について、次のように書かれています。

 「肝気が盛んであれば、怒る夢を見る。肺気が盛んであれば、恐怖の夢、泣く夢、飛ぶ夢を見る。心気が盛んであれば、笑う夢、恐れる夢を見る。脾気が盛んであれば、歌う夢、身体が重くて動きにくい夢を見る。腎気が盛んであれば、腰と足が分離した夢を見る」

 「肺気が虚であれば、白いもの、人を斬る夢、時には戦争の夢を見る。腎気が虚であれば、船に乗っている人が溺れる夢、時には水の中に浸る夢、或いは怖い夢を見る。肝気が虚であれば、キノコや草の夢、時には樹の下に伏して起き上がれない夢を見る。心気が虚であれば、火事を消したり、時には焼かれたりする夢を見る。脾気が虚であれば、食糧不足の夢、時には家屋を造る夢を見る」

 このように、夢は臓腑機能の状態をチェックする判断材料として使うことができます。
 

 (漢方医師・甄 立学)

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