動静が伝えられた郭伯雄氏、「無事とは言えない」

2015年02月19日 15時40分
【大紀元日本2月19日】国営新華社通信16日の報道によると、旧正月を迎えるにあたって、習近平中央軍事委員会主席は第一線を退いた軍の幹部らを見舞ったという。すでに失脚したと噂されている軍の元ナンバー2、郭伯雄・前中央軍事委員会副主席(73)も出席したと報じられた。同氏の動静が伝えられても、無事とは言えないと専門家は見ている。

 香港紙・蘋果日報(アップルデイリー)は12日、海外中国語メディアの報道を引用し、郭氏はすでに軍当局に身柄を拘束され、同氏の秘書と息子である浙江省軍区副政治委員・郭正鋼氏(45)も連行されたと報じた。

 米華字メディア・博訊新聞網の代表である韋石氏は17日、米海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の取材を受け、「郭伯雄氏は当局から数回にわたり、取り調べを受けている。すでに行動の自由を奪われ、監視下に置かれている」と同氏がすでに失脚していると強調した。今回の報道について、「まだ公式発表されていないので、名前がニュースに出る可能性はある」と述べた。

 中国軍では、制服組の最高幹部だった徐才厚・前中央軍事委員会副主席(71)が昨年6月、収賄などの容疑で失脚した。

 在米時事評論家・陳破空氏は昨年11月、米ニューヨークに本部を置く中国語放送・新唐人テレビの取材に対し、「(次の軍部大トラが)郭伯雄氏の可能性が高い。同氏も元軍事委員会副主席で、徐才厚氏と同じ江沢民元主席の腹心だ。徐氏は官位売買で多額の賄賂を受け取ったのに対し、郭氏は装備など軍需品の購入を管轄し、軍備食いつぶし、私腹を肥やしていた」との見解を示した。

 江元主席は2004年、党内の圧力でやむを得ず党中央軍事委員会主席の座を胡錦濤前国家主席に明け渡した後、副主席だった徐才厚と郭伯雄両氏を通じて胡錦濤氏をけん制していた。

 郭氏は2012年11月に開催した第18回党大会で、徐才厚氏とともに、政治局と中央軍事委員会などの全役職から引退した。

(翻訳編集・王君宜)


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