前世の記憶を持つ老婦人

2015/03/25 07:00
【大紀元日本3月25日】中国山西省石楼県裴溝郷に住む老婦人、牛文啓(ぎゅうぶんけい)さんは生前、「私は2回生まれ変わっていて、前世と前々世のことをはっきりと覚えている」と周りの人々によく語っていた。

 牛さんの話によれば、彼女の第1世は陝西省西安市大雁塔の近くに住んでいた周貴才という名前の家畜商人で、37歳で死去した。第2世は河南省洛陽市に住む葉という名字の官吏の家に女の子として生まれ、名前は葉文国だった。清朝順治16年(1660年)に、男装して科挙(官吏を選出するための国試、男性しか受験できない)を受け、文状元(文武両科の中の文科第一名)に合格した。29歳で青海省西寧市を巡視した際、寒疫(3月ごろの低温時に風邪のような症状や下痢をおこす)に罹って亡くなった。今生は山西省石楼県黄石峪村に生まれ、成年になった後、実家から5里離れている裴溝村に嫁いだ。

 今生で生まれた家庭が貧しかったので学校には一度も通わなかったが、彼女はきれいな楷書を書くことができ、儒教の経書である『四書』や『五経』を流暢に暗誦していた。これは前世で文状元になった経験があるためだと、彼女は考えていた。また、彼女はかつて勉強があまりできない従弟のために科挙の文章を書いてやったことがあり、死後に閻魔王に叱責されたという。しかし、従弟から一銭ももらっていなかったため、処罰は免れたという。

 隣近の人達にこの老婦人について尋ねると、裴溝村の村民はみな彼女が誠実な人であり、人を騙したことは一度もなく、彼女が語った前世の話はみんなが信じていると話した。

 彼女は8歳の時から前世について語り始めた。家族は彼女を連れて前世の記憶がある場所を探しに行ったこともあり、西安市と洛陽市に確かにその場所はあった。しかも、多くの事が彼女の記憶通りで、あまり変化していなかった。さらに彼女は、2カ所の方言を話すこともできた。また現在、裴溝村の彼女の家の前には彼女が作った河南式の囲炉があるが、これが独特な形をしており、村の中に類似するものは見当たらないという。

 2012年の旧暦7月29日、牛文啓さんは90歳で死去した。彼女の息子の話によると、彼女は亡くなる前、自分が死ぬ時期を家族に語っていたという。

 (翻訳編集・文子)
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