「ミス・ワールド」カナダ代表、中国での決勝出場できるか

2015年05月27日 16時50分

【大紀元日本5月27日】ミス・ワールド実行委員会は22日、「第65回ミス・ワールド(Miss World)」世界大会決勝が今年12月19日に中国の海南省三亜市で開催されると発表した。それとほぼ同時に、カナダ代表に選出された中国系の女性アナスタシア・リン(Anastasia Lin)さん(25)は、中国在住の父親が中国の国家安全部門から脅迫を受けていることを明かした。リンさんの人権活動を停止させるのが狙いだった。フランス国際放送(RFI)が報じた。

 それに対し、法輪功学習者で人権活動家のリンさんは恐れずに、ミス・ワールドのプラットフォームを通じて中国の人権問題を発信し続ける意志を示した。しかし、カナダ国籍を持つリンさんは中国ビザを取得できず三亜で開催される決勝に出場できないとの見方がある。

 リンさんは13歳で母親と一緒にカナダに移住した。トロント大学で教育を受け、映画芸術や国際関係を専攻した。現在、カナダで女優、モデルとして活躍している。

 ファイナリスト52名からカナダ代表に選ばれたリンさんは、カナダ都市テレビのインタビューで人権擁護活動での努力が自分の成功の一部であると語った。

 しかし、多くの中国系移民が中国政府に反対する活動への参加後に、中国ビザを申請する際、困難が伴うケースが多く、拒否されることもある。また、彼らの中国にいる親戚は常に中国当局から嫌がらせや脅迫などを受けている。

 リンさんは、トラブルを起こす中国の警察を相手にせず、カナダ政府に支援を求めると述べた。しかし、オタワが北京に圧力をかけ、カナダ市民への嫌がらせを撃退することができるかについて、成功の見通しは楽観的ではないという。

 25日付カナダの有力紙、グローブ・アンド・メール(The Globe and Mail)はこうした懸念が「通常静かなミス・ワールド大会に尋常ならぬ波紋を投げかけた」と述べた。リンさんは中国大使館が自分にビザを発給するか否か、人々に注目するよう呼びかけている。

 トロント法輪功学習者スポークスパーソン、ジョエル・チプカー(Joel Chipkar)氏は、「今回、中国政府が直面しているのは反体制派団体ではなく、ミス・ワールドカナダ代表の栄誉を受けた女の子だ」と語った。

 リンさんにビザを発給する可能性について、RFIの記者が在カナダ中国大使館に質問したが、回答は得られていない。
 

(翻訳編集・王君宜)

 

 

 

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