米国亡命の元学生リーダー、中国入国を拒否され続ける

2015年07月10日 10時49分
【大紀元日本7月10日】天安門事件の元学生リーダーで米国に亡命した熊焱さん(52)は、自身の母親をめぐって、中国政府に入国ビザの発行を求め続けている。

 熊さんはここ3カ月間、母親が危篤との理由で入国を求めていたが、ビザ発行は叶わず、母親は7日に死亡した。26年ぶりの親子の対面は叶わなかったものの、葬儀出席のため、再度ビザの発行を求めている。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアの取材に答えた熊さんは「私は(母親死亡の前に)帰りたかった。しかし望みは叶わなかった。葬儀に出席できるよう、中国政府に求めている」と述べた。

 熊さんは1989年の天安門民主化運動で、当局に指名手配された学生リーダー21人のひとり。その後、逮捕・投獄された。1992年に米国に亡命、現在は米陸軍の従軍牧師として働き、何人もの葬儀を行った。

 数カ月もの間、熊さんの母親は危篤状態だった。中国政府の入国制限対象者リストに登録されている熊さんは4月、中国の習近平主席と李克強首相に対する公開書簡を発表し、親孝行のために帰国を懇願したが、回答は得られなかった。

 熊さんは4月23日、香港国際空港に到着したが、当局に入国を拒否され、米国に強制送還された。それ以来、熊さんは米議員の斡旋で中国政府と交渉して入国実現を望んでいる。

 熊さんは7日、中国当局に対して米海外向けラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)などのマスコミを通じて、母親の葬儀参列のため帰国させるよう再度呼びかけた。

(翻訳編集・王君宜)


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