【エンタ・ノベル】麻雀の達人(7)-積善の家の余慶-

 【大紀元日本7月8日】三人は、満福が完全に打ち負かされて精神的に崩壊したのを見届けると、さも得心が行ったという風に満足げに微笑み、「…では、終局にいたしましょうか」と告げた。 少しおいて、顔淵が「あ
2008/07/08

【エンタ・ノベル】麻雀の達人(6)-天地人-

 【大紀元日本7月4日】 「ロン!人和…金門橋…」 起家の満福によって放たれた第一打が、見透かされたように下家の顔園に当たってしまった。 「あれ!(何か様子が違うぞ…坊主だと思ってなめてかかるととんで
2008/07/04

【エンタ・ノベル】麻雀の達人(4)-九蓮宝燈-

 【大紀元日本6月24日】満福が振り返ると、セカンドバッグの男は名刺を差し出した。「黒竜会金融CEO、張国強…(中華街でも悪名高い街金だな)」。「その張社長が、私に何の用ですかな?」男は、サングラスを
2008/06/24

【エンタ・ノベル】麻雀の達人(2)-祖母の血脈、不敗の盲牌-

 【大紀元日本6月15日】満福が関帝廟での日課の祈りをすませる午後の昼下がり、見透かしたように携帯が鳴り始める。「はい、金ですが…いつものように朱雀の宿で…分かりました」。中華街の麻雀仲間から誘いが来
2008/06/15