「孔子」と深い縁を持った日本人

和辻さんは「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」という、孔子の言葉に関心を寄せます。弟子の子路が死を問うた質問に、「未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らむ」と答えた孔子の言葉に、それは重ね合わさるものでした。死や魂の永世を問わず、神秘主義を脱して生の道に徹した孔子の生涯に、自ずと共感を寄せたのです。
2019/02/02

日本の「孔子」伝

 【大紀元日本7月6日】和辻哲郎さんは1989(明治22)年―1960(昭和35)年まで、71年の生涯を生きた人です。孔子の生涯73年にほぼ近かったのも、何かの縁でしょう。和辻さんは昭和13年に『孔子
2007/07/06