【子供のしつけ】:曽子が豚を殺す

どんな時でも子供を騙してはならない。親は、子供の一番身近にいる手本であり、親の一つ一つの言動が子供に大きな影響を与え、子供はそれをまねようとします。だから、親は、子供の前では特に気をつけて行動しなければなりません。

消えた憎しみ【ものがたり】

瓊(ケイ)はその人(良)を憎んでいます。5歳の息子にも「あの人のことを決して忘れてはだめよ。あの人は私たちの仇なの」と教えました。良のせいで瓊は夫を失い、5歳の息子は父親を失ったのです。

【ディドロ効果】無駄なものは要らず

18世紀のフランスの有名な哲学者デニス・ディドロはある日、友人から、仕立てが緻密でしっかりとした、とても上品な赤いナイトガウンをプレゼントされました。彼は嬉しさの余り、家でガウンを身につけて雰囲気を楽しんでいました。しかし、彼は自宅の家具がガウンの格調と合わず、カーペットの作りも粗末であることに気がつきます。

見知らぬ人【ものがたり】

仕事で出張をする度に、「社会の治安がよくないから泥棒などに気をつけてね」と妻はいつも私に言います。 出張に出たある日の夜、私は地方のある宿泊所(一部屋に大人数が寝泊りする安い宿)に入りました。案内された部屋には、私の前にすでに1人の見知らぬ客がいました。

約束【ものがたり】      

ある鉱山労働者が採掘の最中に、誤って爆弾に触れてしまい、その爆発によって亡くなりました。家族はわずかな補償金しかもらえませんでした。大黒柱を突然失った一家の家計は火の車となり、専業主婦だった妻は、どうやって幼い子供を養っていけばよいのか、悩みに悩んでいました。そんなとき、夫が生前働いていた採掘班の班長がやってくるとある提案をしました。

漢方医の経験から知る 胃の経絡から歯痛を治療する理由

現代の名医である張錫純氏は、自身の中国医学書『医参録』の中で、自身の歯痛が治った短い物語を語っています。この話から、胃の熱に由来する典型的な歯痛があることがわかります。胃の経絡から熱を取り除くことによって、激しい痛みが消えるのです。
2023/05/25 白玉煕

華麗なるCEOの私生活(第4章)

ゾウ・リーさんは、アパレル業界のエキスパートとして活躍しており、アメリカ留学や衣料品小売店のインターン経験を持っています。彼女は会社で重要な地位を占めており、心が苦しくても痛くても毎日会社に行かなければならない状況にあります。
2023/05/16 呂琴兒

華麗なるCEOの私生活(第3章)

ゾウ・リーさんは、家庭観念が強かったが、誰にも構ってもらえず、文革時には両親が捕らえられ、家は赤衛隊の指揮部となった。まだ10歳だった彼女は、近所の人たちに助けられながらも、腐った食べ物を洗って食べる日々を送った。
2023/04/23 呂琴兒

掃除婦が語る最高の幸せになる方法!

ある日、華やかなドレスを着た貴婦人が精神科医のもとを訪れ、自分の人生は幸せではなく、空虚でつまらないと感じていることを訴えました。 すると、医者は床を掃除している老婦人を呼び、貴婦人に言いました、「あなたが幸福を見つけるために、メアリーに話してもらいましょう。よく聞いてください」

華麗なるCEOの私生活(第2章) 

ゾウ・リーさんはジュディの店を離れると、今回は、何の収穫もなく、なんだか無駄足を踏んだと感じました。あの夢は明らかに恐ろしかったのに、ジュディはそれが良いことだといったのです。実は、彼女はあの夢について自分なりの解釈があり、それは彼女と夫の関係の予示であり、彼らの感情が壊れることを示唆していると感じていました。
2023/03/31 呂琴兒

「スタンドバイミー事件」【私の思い出日記】

大好きな作品である映画「スタンドバイミー」。今でもテーマ音楽が流れると、あの四人の少年たちの姿が浮かんでくる。 わが家にも「スタンドバイミー事件」とよんでいる忘れられない事件がある。今から33年前、息子が中学生の時のこと。私が帰宅すると、息子が頭を抱えて挙動不審の様子をしている。
2023/03/21 小泉道子

写真家が綴る「仕事の話をするのが怖い」トイレ清掃員の父親と家族の物語【感動】

英国人写真家のアカシ(GMB Akash)さんは、自身のFacebookで、生き生きとした表情の写真を公開し、心温まる父親の愛の物語をシェアしました。その写真には、自分が地味な仕事をしていると思う、ある父親が写っています。彼は娘たちの将来の幸せを築くために一生懸命働き、自分がどんな仕事をしているのか、あえて娘たちには話そうとしません。
2023/03/20 嫣華

結婚式の6週間後に戦争で姿を消した夫、フランスで妻と60年ぶりの再会【感動】

「混沌たる人になるよりも平和の犬になるほうがよい」という古いことわざがあります。特に、戦争によって別れるのは辛いものです。結婚して6週間のある新婚夫婦は、夫が戦争に行き60年も待たねばなりませんでした。 これは、CBSニュースが報じた第二次世界大戦中の感動的な話です。
2023/03/17 嫣華

鴨鵝城で遼の兵士を捕える(二)【楊延昭の伝説】

ある日、楊延昭は再び小さな建物に住むようになり、翌朝、夜明け前に急いで起きて戦闘用の鎧を着ました。 すると、護衛兵が訪ねて来て楊延昭に言います。「こんなに早くにどこへ行かれるのですか?」 楊延昭は答えました。「遼の兵士がくる。急いでみんなを起こしてくれ!」   そのことを聞いた護衛兵は、どのように遼の兵士が来ることを楊延昭は知ったのかと疑問に思います。 楊延昭はそのわけを語ります。「目を覚ましてから寝台に寄りかかっていたら、遠くの方で馬の蹄鉄の振動が聞こえ、農場のアヒルとガチョウが落ち着きなく叫んでいたので、遼の兵士に違いないと思ったのだ」。
2023/02/26 仰岳

鴨鵝城で遼の兵士を捕える(一)【楊延昭の伝説】

「宋の史」で有名な北宋の反遼将軍である楊延昭は、20年以上にわたって国境を守っており、遼人(キタン人)は彼を非常に恐れていました。遼人は六郎星座(将軍星座)を宿敵と信じており、楊延昭の知恵と勇敢さ、戦闘力はまるで六郎星座の星が地上に降りて生まれ変わったようで、彼を「楊六郎」と呼びました。 
2023/02/19 仰岳

華麗なるCEOの私生活(第1章)

2005年秋のある寒い日、ニューヨークのマンハッタン通りの舗道には霜が降りしきっていました。アメリカ有数のレディースファッションブランド「ペル」の共同経営者で副社長のゾウ・リーさんは、七つ目の大通りにある仕事場を出て、タクシーで下町の食肉保管庫の一角にあるアパートに向かいました。
2023/02/19 呂琴兒

終生を託された人の道【伝統文化】

春秋戦国時代、斉国に晏嬰(あんえい)という名声の高い賢明な宰相がいました。斉国の君主である景公にはとても可愛がっている娘がおり、晏嬰の有能さを知り、娘を晏嬰に嫁がせようと考えたのです。そこで、景公はわざわざ晏嬰の家を訪れ、二人は胸襟を開いて心行くまで杯を酌み交わしました。

寛容は人心を掴む【伝統文化】

人は間違いを犯すものであり、皆欠点を持つものです。寛大な心で他人を許すのは一種の美徳であり、そうすれば、憎しみを溶かし、悪縁を解き、敵を友に変えることができるのです。

貪らないことを宝とする【伝統文化】

宋の時代に、ある人が一つの宝石を手にいれます。彼はこれを斉の大夫・子罕(しかん)に献上しようとしましたが、子罕はこれを受け取りませんでした。「この玉は宝石の専門家に鑑定してもらった本物の宝石です。あなた様に献上したいのです」といいます。それに対して子罕は、「私は貪りを宝としません。あなたは宝石を宝としているので、もし宝石を私にくれたら、私たちは二人とも、自分の宝を失うことになります。それならやはり各自で宝を保管したほうがいいでしょう」と答え、宝石を受け取りませんでした。

【ものがたり】 虎の恩返し

「善」は美徳であり、プラスエネルギーの循環をもたらします。人々を感動させ、天地万物も感動させます。ここで、中国の唐の時代に、山河に隠居していた人が善行を行い、虎から恩返しを受けたお話をしましょう。
2022/02/20

【古人の知恵】虚栄心を追求したり、溺れたりしてはならない

虚栄心は自己への執着に根ざしており、その人の崇高な志を台無しにしてしまい、偽りの栄光に惑わされ、他人と争って他人を傷つけても、その人自身が最も悲惨なのだ。
2021/12/14

生命にとって一番重要なのは?

にぎやかな町を歩いている時、ふと寂しさを感じたことがありますか? 家族と遠く離れ、友人もいない日々に、孤独や無力感を味わったことがありますか?生命にとって何が大切なのかを教えてくれる、素敵な物語をご紹介しましょう。
2021/04/06

【動画】「片方の靴」受賞映画 意外な結末に

ルクソール・エジプト・ヨーロッパ映画祭2014(Luxor Egyptian and European Film Festivalf)で銀賞を受賞した短編映画「もう片方の靴」(The Other Pair)の意外な結末に、ほのぼのとした気分になった人も多いだろう。
2020/05/21

幼児の言葉の能力を引き出す 物語りやゲーム

オオカミ少女の話を知っていますか?1920年代、インドのベンガル地方でオオカミに育てられた少女の話です。彼女は7歳で保護され、その後、人間として10年間かけて再教育されましたが、亡くなるまであまり言葉を覚えることができず、四つ足で移動しました。
2020/04/19

嫦娥が月に行った本当のわけ

中国古代から伝わる「嫦娥、月にのぼる」という物語をご存じだろうか?前漢の頃に編纂された『淮南子』(えなんじ)に記され、月見の由来であるともいわれている。仲の良い夫婦が引き裂かれる悲劇の物語だが、その裏には、天上での按配があったのである。
2020/04/19

古人が言う 子どもを騙しちゃいけないわけとは

どんな時でも子供を騙してはならない。親は、子供の一番身近にいる手本であり、親の一つ一つの言動が子供に大きな影響を与え、子供はそれをまねようとする。だから、親は、子供の前では特に気をつけて行動しなければならない。ある日、曽子(孔子の門弟、前505‐前435)の妻が町へ行こうとしたところ、幼い息子が一緒に行きたいと泣き出した。そこで妻は子供をあやして、「お家で待っててね。帰ったら、豚を殺してご馳走してあげるから」と言って出かけた。
2020/04/18

与える人と与えられる人

世の中には、富を持てる人と持てない人がいます。どちらの側に生まれても、人に与えるという事は思ったより難しくありません。たとえ施すほどのお金や知識がなくても、ちょっとした親切や温かい笑顔が他人を救う場合もあります。
2020/04/15

言葉による傷は永遠に治らない【子どもの教育に役立つ物語】

子供のいじめ、自殺、暴力・・・昨今、心の痛むニュースが後を絶たない。生まれてきた時は、誰もが純粋で善良だったはずなのに、何が子供たちを悪へと走らせるのか。人生には学校の教科書から学ぶことのできない、大切な価値観があることを子供たちへ伝えることが重要だ。将来を担っていく子供たちに、ぜひ読んでもらいたい物語を厳選した。
2020/04/03

昼には召使い、夜には金持ち

昔、周国に尹と言う大金持ちがいた。彼の家には何百人もの召使いがおり、彼らは朝から晩まで働き、休みはなかった。その中の一人の年老いた召使いは、毎晩同じ夢を見ていた。夢の中で、老人は自分が国王になり、毎日宮殿で宴会を楽しみ、栄耀栄華を極めていた。
2020/03/23