インドで人を罵るオウムを「逮捕」

インドのマハーラーシュトラ州で、老婦人を罵った容疑で1羽のオウムが警察に連行された。オウムは取り調べを受けた後、林業省の収容施設に送致され、「感化教育」を受けることとなった。

85歳の老婦人の訴えによると、養子の家の近くを通ると、いつも養子が飼っているオウムに汚い言葉で罵られるという。彼女は、この養子との間に財産の揉め事があるため、養子がオウムを訓練して、わざと彼女を罵らせていると話す。

老婦人からの通報を受けた地元警察は、このオウムを含めた関係者を呼び出して事情を聴取した。しかし、オウムは警察局では一言も喋らない。警察は彼女と養子の間に財産の紛糾がある事を踏まえ、このオウムを林業省の収容施設に送致して「感化教育」を受けさせるという、老婦人の気持ちに配慮した処置をとった。これで一件落着したという。

(笠井)